1990-01-31 | 申正燮

高血圧、初春まで警戒続けよ

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零下10度を上下する気温の急降下とともに気温差が激しくなった最近は、心血管系統の疾患が大きな心配の種だ。 現代人の代表的な成人病に挙げられる高血圧は気温と密接な関係があり、特に細心の注意と管理が求められている。 最近のような真冬の天候から初春までは気温差が激しい時期であるため、高血圧患者は自らの高血圧発生因子への対策こそが予防対策であり、遺伝・肥満・年齢など各項目別に自分に合った備えを立てることが望ましい。 これに関連し、仁済医大ソウル白病院の劉元相(ユ・ウォンサン)博士(内科科長)は『水系伝染病は水を沸かして飲み、肝炎は予防注射を受けるといった確実な予防法があるが、高血圧の場合そうした方法がないため、発生因子への対策づくりが重要だ』としたうえで、『最近のように気温が下がり体感温度が零下20度程度になると、体内の血管に収縮現象が起き、平常時より血圧が上昇して脳卒中・脳出血などの深刻な疾患が発生しうる』と指摘した。 一言で言えば、高血圧と寒さは相克である。寒くなれば血管が収縮し自然に血圧が上昇、脳卒中のような合併症が発生する。冬季の脳卒中の発病率は夏季に比べ1.5~2倍も高い。 こうした冬季に高血圧患者が脳卒中のような合併症を予防できるいくつかの方策をみる。 まず▲朝、寝床から起きたとき、すぐに寒い外に出ないこと。特に早朝のジョギングのために突然冷たい空気に当たると、血管が収縮して危険だ。また一日のうち血圧は午前10~12時に最も高くなることにも留意し、害となる行動は控えるべきだ。 また▲朝はできるだけ洗面と歯磨きも温かい水で行うのがよい。▲一戸建て住宅の場合、トイレの暖房もよくしておかなければならない。さらに便秘が生じないよう注意し、寒い場所で用を足すと血圧が急上昇しやすいので注意が必要だ。 ▲外出時は薄い服を何枚も重ね着して体温を平常時のように保ち、帰宅時にはぬるめの湯(40~50℃)でシャワーを浴びるとよい。 ▲暖かい室内にいるときは、下着を過度に重ね着しないようにすべきだ。汗をかいたり体温が下がると良くないためである。 特に▲高血圧患者が冬に風邪をひかず血液循環が良くなるからといって冷水摩擦をするのは絶対にいけない。むしろ乾いたタオルで全身をこすり体温を高めるのが望ましい。 〔申正燮(シン・ジョンソプ)記者〕 [写真] ◇高血圧の代表的な合併症である脳卒中の発生率は、夏より冬に1.5~2倍も多い。