『わが研究所が最近開発に成功した核原理を利用したフィルター製造技術の産業化のため、韓ソ合作会社を設立したいと思います。』 ソウル大工学研究所の招請で韓国を訪問中のソ連ドゥブナ(Dubna)先端技術研究所のユーリー・オガネシアン所長(57)は、今回の訪韓がソ連の先端技術を韓国で産業化しようとする試みの一環であるため、極めて大きな意味を持っていると強調した。 ドゥブナ研究所が今回韓国に紹介した技術は、粒子加速器を利用してポリフィルムに極めて小さな穴を開け、汚染制御用フィルターを製造する方法である。 『このような方法で製造されたフィルターは、ろ過に対する抵抗が小さいだけでなく、高強度・高弾性などの長所を持つことになります。』 オガネシアン博士は、この技術が半導体産業・食品化学工業・医薬産業などに幅広く活用できるだろうと説明した。 ソ連の科学技術は世界的水準であると自負するが、これを産業化するには多くの困難を経験していると指摘したオガネシアン所長は、したがって核原理を利用したフィルター製造技術を韓国で産業化することが訪問の最大の目的の一つだと明らかにした。 『ソ連の研究所も変わりつつあります。ソ連の開放・改革政策が科学技術分野で起こした最大の変化は、研究活動はもちろん研究所の経営においても独自性と自律性を持てるようになった点です。』 ドゥブナ研究所は56年に中国など共産圏諸国の支援を受けて設立されたもので、現在7つの傘下研究室に6000人余りの研究員が研究活動に従事しているとオガネシアン所長は語った。 『わが研究所の設立自体が多くの国の支援を受けて行われただけに、現在進行中の研究も国際協力的な性格が非常に強いです』と述べた彼は、今回の韓国訪問が研究所の国際化水準を一段階高める契機になればという希望を伝えた。【陳丙源(チン・ビョンウォン)記者】
1990-09-30 | 陳丙源
[インタビュー] 来韓したソ連ドゥブナ研究所所長ユーリ・オガネシアン氏
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