1990-12-31 | 姜永洙

未央生伝 <61> <原題:肉蒲団>

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早くに万金を蓄えて太原の巨富を自任し、鐘を打って人を集め、よい酒と肴で鐘鼎玉帛の風流を楽しんだ金樽大人。 未央生の父である金樽大人が世を去って3年、その大邸宅である平楽殿の門が大きく開かれた。世人の視線を一身に集めながら、未央生は30人もの下人を放ち、天下第一の花嫁候補を求めるという噂を太原一帯に広める。 年季の入った仲人たちが方々から縁談を持ってくるが、未央生の花嫁を選ぶ基準を聞いて、いずれも驚いた口を閉じられない。それも当然で、古来から伝わる美人の基準である眉清目秀・唇紅歯白でなければならないのは言うまでもなく、玄微心人の〈択精〉にかなう好女の相でなければならなかったからである。 世は広くて狭く、鉄門道人の一人娘・玉香を探し出し、結局は婿入りして妻に迎えることになる。 ところが玉香は男女間の陰陽については白痴同然であった。ねっとりと粘りつくようなあらゆる方法を動員してみても、玉香は虫を噛んだような顔で、未央生が近づくことすら枕で壁を築いて防ぐほどであった。 ある日、未央生は当時の絵の大家であった趙子昂先生が描いた春画集〈漢宮遺照〉36枚を買い込んできて、玉香をそそのかして実習をする。 こうして半年が過ぎるうちに玉香は男女間の秘事に慣れていくが、なすところなく娘の寝床に埋もれている未央生に、学問の塔を築けと義父は小言を浴びせかける。 結局、未央生は学問の高い先生を求めて旅立つが、途中で天下に名高い盗賊・賽崑崙に出会い、同行する。 賽崑崙は未央生が抱く風流遊びをそそのかし、嵩陽観という道観を訪ね、そこを訪れて祭神・呂洞賓仙人に願を掛ける多くの美人を見られるようにしてやる。未央生は小さな手帳に美人備忘録と書き、近辺に住む美人の身元事項を記載するが、彼が望む天下第一の美人を見つけられず落胆しきりであった。 ある日、賽崑崙が美しい三人の美人を見つけ出したという知らせを持ってくる。賽崑崙は三人の美人がどこに住む誰なのかを詳しく教えてやったあげく、最後には未央生の陽茎がどの程度かを問う。三寸になるかならぬかの未央生の陽茎を見て、賽崑崙は唐辛子同然の子どもの玩具だとか、耳かきだとか言ってからかったうえ、恥をかくのがお似合いの風流遊びなどやめておけと警告して帰ってしまう。 失意に陥っている未央生の前に、唐辛子のような陽物を檀の棍棒のように太く大きくしてやるという太極真人が現れ、手術を受ける。ついに百日間の養生が終わり、陽茎に巻いた端を解くと、実に巨大な物が現れて揺れ動く。折よく訪ねてきた賽崑崙とともに女盗みが始まるが、ふと賽崑崙は未央生に試運転をさせてみる。