人間と他の動物との最大の違いは脳にある。下等動物は脳をまったく持たないか、あるいは極めて小さくてほとんど発達していない。たとえばヒルの脳は事務用ピンの頭ほどの大きさで、ウサギの脳は指ぬきほどの大きさである。人間の脳は重さが平均1405gにもなる。 しかし、脳の大きさが最も重要なのではない。ゾウやクジラの脳は人間のものより大きいが、それほど発達していない。 脳は三つの重要な部分を持っている。大脳と小脳と延髄である。そのうち大脳が最も重要な部分といえる。われわれの自発的・意識的な行動や感覚・思考はすべて大脳で支配されるからである。 大脳はまた人間の脳のうち最も大きな部分であり、頭蓋骨内の上部と後方の空間をほぼすべて占めている。大脳は左右の二つの部分に分かれており、表面は一面に細かいしわが寄っている。 その表面は大脳皮質と呼ばれ、細胞が密集しているため灰色を帯びている。高等動物ほど表面の細かいしわが多く深い。大脳皮質の下には神経繊維からなる白い部分(白質)がある。体の他の部分から来る信号はその白質を通じて大脳皮質に伝えられ、また大脳皮質から出る信号は白質を通じて外へ送られる。 大脳皮質の各部分はそれぞれ体の異なる部分、異なる機能を支配する。したがって部分によって大脳皮質の機能が異なる。視覚を支配する部分、触覚を支配する部分、聴覚を支配する部分、体の各部位の筋肉運動を支配する部分などがそれぞれ定まっている。したがって脳のどこかの部分に異常が生じると(たとえば血管が詰まるなどすると)、それが支配する体の機能(たとえば話す機能)が麻痺することがある。 小脳は頭蓋骨内の後方、大脳の下にある。小脳は体の均衡を取る能力を支配し、筋肉の協力関係を調節する。したがって小脳が傷つくと、まっすぐ歩いたり立っていたりできなくなる。 延髄は親指の先の関節ほどの大きさで、脳の最下部にあって脊髄につながっている。延髄は呼吸運動・心臓の拍動・消化、そのほかにもわれわれの意思とは関係なく自然に進行しているように見える体の活動を支配する。 脳から出た神経繊維は延髄を経て脊髄へ向かうが、この延髄で交差して左右が入れ替わる。すなわち脳の左側は体の右半分を支配し、脳の右側は体の左半分を支配する。
1991-01-31 | 최차혜
これが人間だ その生命の神秘を追跡する >51< 崔次恵(医学博士・産婦人科)
本文はAIによる機械翻訳です。見出しは原文(韓国語)のまま表示しています。正確な内容は原文をご確認ください。






