外国ではすでに以前から施行されてきた団員年俸契約制が、国内でも総合芸術団体のソウル芸術団(団長・李鍾徳)によって初めて導入された。 ソウル芸術団が財団法人へと新たに位置づけを変えるにあたり、その第一段階として実施する年俸契約制は、団員管理の効率性を高める新たな試みという点で、励みになる出来事と評価されている。 ソウル芸術団が今回実施した団員年俸契約制は、経歴や勤務年限に関係なく個人の力量に応じて報酬が決まる一種の成果給制である。 国内芸術団体の報酬体系は、個人の技量に関係なく勤務期間に応じて毎年号俸が上がり、それに伴って自動的に上がる方式で、技量の優れた団員であっても他の芸術団体での活動経歴以外は認めないという不合理な運営を続けてきており、実質的に有能な団員を確保する上で障害となってきた。したがって厳格な技量評価を土台にそれに相応する待遇を保障する年俸契約制は、技量ある団員の確保という次元でも期待を集めている。 ソウル芸術団が確定した年俸契約制は、舞踊・演技・音楽分野の監督3人、助監督5人および研修団員を除く67人の全団員を個人の力量に応じて10等級に分類し、各等級に属する者には勤務年限に関係なく同一の年俸を支給し、最も高い等級である1等級の場合は等級内に年俸の下限と上限を設けるというものだ。また期間が過ぎれば無条件に等級が上がるのではなく、再契約時に改めて技量評価と勤務実績に応じて調整するなど、柔軟に運営するとしている。 この原則に従い、ソウル芸術団側は先月、表貞慧氏(ソウル市立舞踊団長)、権五鎰氏(韓国演劇協会理事長)、崔賢氏(韓国舞踊家)を評価委員に委嘱し、67人の全団員を等級別に1~3等級各6人、4~6等級各5人、7~8等級各7人、9~10等級各10人ずつ分類して契約を締結した。最低等級である10等級の場合は年俸720万ウォン、最高等級である1等級は1200万ウォンに決まった。ソウル芸術団が今回団員年俸制を実施することになった背景は、全団員に演技および舞踊・音楽など公演芸術全般にわたり満遍なく技量を積ませることで、いかなる公演物も制作できる総合芸術団へと発展させていくための方策の一つとして実施されたものである。 【朴淵雨記者】 [写真]◇ソウル芸術団は国内の芸術団体としては初めて年俸契約制を実施する。
1991-03-31 | 朴淵雨
ソウル芸術団、団員年俸制を国内で初導入
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