1991-12-31 | 朴薰

1991年文化界送年インタビュー(8・完)放送、テレビ3社は視聴率競争の時代へ 放送製作人協会・沈賢祐理事長

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今年の放送界は民営テレビ局sbsの発足により11年ぶりに公民営共存体制へ復帰し、死活を賭けた視聴率競争を再び始めなければならなかった。3月にラジオ電波を発射したのに続き12月9日にテレビ放送を開始したsbsは制作費を惜しみなく投入し、既存の放送各社を困惑させている。放送界は来年春がsbsの今後の位置付けを決める分水嶺になると分析している。すなわち、sbsが開局以来初めて迎える来年春の番組改編をどのような形で実施するのか、来年春の総選挙をどのような視角で報道するのかが、sbsの位置付けと密接な関係にあるということだ。 放送局の外から激変する放送界を見つめてきた沈賢祐(シム・ヒョンウ)氏(放送制作人協会理事長・第一映像代表)に会い、この1年を振り返る。 -sbsの序盤の成績をどう評価するか。 ▲報道・教養番組は期待に応えたと思う。しかし視聴率の勝負はドラマ・ショー・コメディーなど芸能娯楽部門で決まるものだ。sbsはコメディーを除けばこの分野で脆弱に見える。しかも番組の物量不足に見舞われているsbsがこの状態で来年春の番組改編を迎えれば困難に直面するだろう。また、sbsに対する視聴者の不満の46%が「画面状態の不良」だという調査結果が示すように、ローバンドチャンネルへの備えを徹底できなかったのは大きな失策だ。 -sbsは既存の2つのテレビに対し「すれ違い式」編成で対抗したが。 ▲チャンネル別の特性化を図り、視聴者の選択権を広げたという点で良い現象だ。ただ、既存の2つのテレビが次第に長期戦略を立てる傾向にある点を考慮すれば、sbsのこうした編成戦略が長期的観点から出たものなのか、それとも序盤の劣勢を埋めるための単発なのかは見守るべきことだ。 -sbsの発足過程ではスカウト騒動など副作用も多かったが。 ▲独占・寡占体制の崩壊による活発な人材スカウトはむしろ歓迎すべきことだ。こうした活力は肥大化した放送局に寄生しているいわゆる「放送貴族」たちの衰退を促すだろう。 -MBCテレビのドラマ「黎明の瞳」の成功は何を意味するのか。 ▲2年にわたる事前制作と膨大な物量投入の結実だ。現在のわが放送各社の状況をみれば、金や人材がなくて事前制作ができないという言葉は納得しがたい。問題は放送経営者たちの意志と認識不足にある。 -この1年間の放送委員会の活動はどうだったか。 ▲放送委は審議や制裁をするために存在するのではない。「土地」「野望の歳月」など特定番組に対する警告の乱発も望ましくないと思う。 -増えたテレビチャンネルやCATVなどの番組需要を満たすには外部プロダクションの活動が活発にならなければならないという指摘が多いが。 ▲米国のテレビの場合は番組の75%、日本は60%が外部制作物だ。したがってこれら放送局の場合は報道・送出機能のみを主とするため、KBSのような肥大した会社はほとんどない。わが国の放送各社も報道以外の番組は大胆に外部制作に委ねるべきだ。【朴薰(パク・フン)記者】