1992-12-31 | 李光會,韓光熙

輸出に追われる年の暮れの仁川港 「メード・イン・コリア」船積みに多忙 大型コンテナ船ごとに国産車満載

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今にも雪が降り出しそうなほど厚く曇った30日午前、仁川港唯一のコンテナ専用埠頭である第4埠頭では、パナマのコンテナ船フォンタナ号がキア自動車のプライド乗用車の船積みに追われる姿であった。 広大なコンテナ野積場にびっしりと並んだKiaのプライドが向かう先は南米のエクアドル。Kiaが米国の販売代行会社であるフォード社の注文を受け、「フェスティバ」という車名で運び出されるこれらの乗用車は、「メイド・イン・コリア」を象徴するかのように誇らしい姿であった。 仁川港の多忙な姿はここにとどまらなかった。 フォンタナ号の隣の別の埠頭では、ノルウェーの5万トン級車両運搬専用船であるノサック・スカイ・コンテナ船が、大宇のルマン、Kiaのボンゴ乗用車などを積み込むため準備中であった。 ノサック・スカイ号が待機する船席の背後の野積場には、鮮やかに塗装された各種乗用車が海外での威容を誇るため3000~4000台待機していた。 壬申年の年の瀬の仁川港は、このように世間の賑わいとはまるで異なり、相当に多忙な姿である。 一言で言えば、沿岸フィーダー船から大型コンテナ船に至るまですべての船舶が総動員され、「メイド・イン・コリア」を運び出すことに全力投球する雰囲気が明らかである。 しかし、ノサック・スカイとフォンタナ号の雄大な姿、そしてメイド・イン・コリア乗用車の誇らしい姿の裏側には、確かに「胸の痛み」にとどめざるを得ない言えぬ事情がある。 6月以降ぱたりと落ち込んでしまった注文量に各乗用車メーカーはいずれも売上不振に喘ぎ、年末が近づいたこの日まで売上達成のため最後の積み出しに熱を上げていたためであり、仁川港湾関係者は今年下半期に入って5万トン級大型コンテナ船を港で見ることが非常に難しくなったとため息をつく。 彼らは特に、自国製品を運び出す喜びよりも、久しぶりに大型コンテナ船を迎えるという事実にうなだれる姿でもあった。 全般的な景気の低迷に加え、選挙に伴う企業経営の支障、国内企業の国際競争力の弱化などが一度に重なり、暗い輸出戦線が仁川港に赤裸々に表れているのである。 こうした現実を反映するかのように、今年に入って先月末までに仁川港を経由したコンテナは10万8920TEUで、前年同期の10万9092TEUよりむしろ減少した。 特に外航輸出入貨物も今年先月末までに3602万7000トンが入出港し、前年実績(3629万7000トン)を下回った。 一方、内航船の入出港と貨物輸送量は前年より大幅に増える傾向を示し、仁川港が国際貿易港ではなく国内沿岸港に転落しないかという懸念まで提起されている。 しかし壬申年の末に至った今、輸出の担い手たちの覚悟は今年よりも来年に向いている。今年の不振よりも来年の目標達成のために準備しており、内部および外部の競争力を集めることに余念がない。 仁川港関係者は従って、来年は港湾内の各種施設が極めて多忙になることに備え、効率的な港湾運営体制の整備に万全を期している。【仁川=李光會(イ・グァンフェ)記者】

[写真]◇壬申年の年の瀬の仁川港は、「メイド・イン・コリア」を運び出すため、街の賑わいとは違って非常に多忙な姿である。写真はKiaのプライドなど国産乗用車を満載してエクアドルへ出港する直前のパナマ船フォンタナ号。【韓光熙(ハン・グァンヒ)記者】