1993-02-28 | 서울경제

[巨物] <411・完>

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気持ちとしては、すぐに徐龍根を捕らえ、彼の過去の行跡を一つ一つ探ってみたかった。しかし趙光祖は考えを変え、まず王の意中を探ってみた。 『古来より政治の方法を論じ、第一に朝廷の紀綱を正し、第二に田地の税納を均しくし、第三に市場の秩序を整え、その次に学校を建て軍政を治めるとされてきましたが、これが緩急に応じて先後を定めた順序であります。昨今に至って物貨が盛んでないことは商人たちの切迫した憂いでありますが、彼らはかえって時勢を操って私欲のみを満たそうとし、その情状の憎むべきさまは日ごとに激しくなっております。刑法に、市場の流通を握って利益を独占する者は盗品として計算し、甚だしい者は盗賊として論罪するとありますので、法を無視して利益のみを貪る者も例外ではありません。この際、勝手に物価を操作したり市場秩序を乱す商人を厳重に扱い、民生の福利を図るのが正しいと存じます。』 その言葉を聞いた中宗は笑いながら答えた。 『品物を売りに市場に入った者が、時にはその店を見つけられずさまよったり、日ごとに増える無許可商人の横行に市廛商人がかえって泣き顔になるという話は聞いたことがあるが、店に座った商人が利益に目がくらんで私的に時勢を操作するという話は初めて聞くことだ。万が一そのような者が店に居座っているならば、これは必ず市場を担当する官員と通謀してそのような罪を犯したことが明白であるから、地位の高下を問わず国法に従って厳しく治めるのが当然であろう。』 それから数日後であった。趙光祖は執事に命じて河宗培を家に呼び入れた。 『先日、そなたが私のところに来て、市廛の都行首である徐なにがしをよく知っていると言っていたか?』 『その者ならば、私が誰よりも詳しく存じております。それでは…?』 『その者を私のところへ連れて来なさい。誰にも知られぬよう密かに連れて来いということだ。分かったか?』 河宗培は内心、会心の笑みを浮かべた。ついに待ちに待った復讐の機会が来たと思ったのである。彼の予想は的中し、徐龍根が市廛都行首の職から追われたのはそれから間もなくであった。 しかし徐龍根は、沈貞ら勲旧大臣が起こした己卯士禍によって趙光祖が処刑された直後、再び都行首職に叙用される。いわば災い転じて福となすというわけである。この時から徐龍根は、自分の息子を世子にしようとする敬嬪朴氏と手を組み、密かに商団を組織して彼なりの勢力を図るが、かえってこれが災いの種となり、処刑場の露と消える運命に置かれる。<第1部・完>