1993-05-31 | 申正燮

40代の過労死が急増「酒席は1次で終えよ」

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『頭痛や筋肉痛・関節痛など各種の痛みが続く』『重い疲労が理由もなく続き、集中力が落ちる』。中年の会社員や主婦がよく経験するこうした症状は慢性疲労現象、すなわち過労現象である。過労は会社員の健康を損なう最大の敵だ。過労は激しい肉体的または精神的な仕事を休息なしに長時間続けるために現れる。中年で突然倒れて死亡する突然死の半分程度を占めるのが、まさに「過労死」である。 最近開かれた法医学関連のシンポジウムで、文國鎭博士(高麗医大名誉教授)は「過労死の法医学的側面」という研究論文の発表を通じ、『過労によって生体リズムが破壊される生活が繰り返されることによって、まさに過労死が誘発されるのだ』と指摘した。 文博士は『韓国の40代死亡率が世界最高である相当部分を占める過労死は、発生前に様々な種類の前兆症状が見られ、この時に特に注意すれば予防することができる』として、40項目の過労チェックリストを提示した。 特に40~50代の中年世代は、特別な症状がなくても体が重く疲れを感じるたびに随時このチェックリストで自身の心身上の疲労度を測定し、積極的な疲労解消策を講じることが、過労による理不尽な突然死を予防する最善の道だと文博士は強調した。★別表参照 また延世医大精神科の閔聖吉教授は、大半の現代人は▲過重な業務量▲続く精神的ストレス▲過度な酒席と喫煙▲極度の交通渋滞▲汚染された大気など環境公害に苦しめられ、連日疲労状態にあるのが実情だと明らかにした。 では、どうすれば過労を予防し、活力ある生活を送れるのか。予防医学専門医の黄聖周博士は『確実な治療薬・治療法はあり得ず、根本的な解決策は普段の生活習慣を全面的に変えることだ』と強調した。 まず生活習慣の面では、酒席は一次会で簡単に切り上げて早く帰宅し、翌日早く起きて爽快な気分を味わうこと、仕事による疲労は仕事を愛する積極的な姿勢で臨むか、適性に合う職業・職種に変えることなどが指摘された。また家庭生活で活力を見いだし、朝早く出勤したり乗用車の運行を減らして交通渋滞のストレスから逃れることなどが推奨されている。このほか常識的に「適度に休息し、毎日適度に運動し、栄養摂取をしっかりせよ」「砂糖と脂肪の摂取を減らし、軽い疲労回復剤を服用せよ」などが対処方案として示されたものである。 一方、ソウル医大国民体力科学研究所の朴相哲教授(生化学)は、疲労の類型に応じて▲精神的ストレスにはビタミン類を▲身体疲労には乳酸を除去する物質が含まれたトマトジュース・ハトムギなどを摂るようにし▲運動疲労には糖分を十分に補うよう勧めた。 [表] ◇過労の自己検査 [写真] ◇過労は生体リズムを破壊し、突然死を誘発しうる。 【申正燮記者】