胸が苦しく込み上げる感覚、心拍数の増加、喉および胸のしこり、そして飛び出したくなる衝動など、特有の身体症状を引き起こす「火病」を、韓国人の7.3%が患っていることが明らかになった。 延世大医学部の閔聖吉(ミン・ソンギル)教授(精神科)は最近の研究報告を通じ、「韓国人の7.3%が火病患者である」とした上で、「この病は特に中年以降の人々に多く現れるが、これを病と認識し治療しようとする人はあまり多くない」と述べた。 閔教授が神経症患者132人と健常者110人を対象に実施した質問紙調査の結果によると、火病が相当重いか非常に重いと答えた重症火病患者は、神経症患者の31.8%(42人)、健常者の3.6%(4人)であることが分かった。 特に調査結果では、女性および40代以上の高年齢層、結婚生活に問題がある人、教育水準が低い人などの火病有病率が高かったという。 閔教授は、火病は韓国人固有の情緒形態の一つである恨と密接な関係を結んでいるとし、「火病は一言で言えば、我慢に我慢を重ねて積もり生じる病である」と定義する。自らの考えを抑制し無条件に我慢しながら外部状況に順応していると、自分を卑下し、逆に無理な他者愛を発揮することもあるという。 火病にかかると心理的に萎縮したり空想を繰り返したりし、時には食べることで欲求を解消することもある。また周囲の人に自分の境遇を理解させようと訴えることも多くなる。 悔しさや怒りの経験に端を発するうっぷん晴らし、すなわち突然オフィスや家庭で奇声や大声を張り上げたり、机を足で蹴るといった突発的な言動などで外部に表出させる事例も少なくないという。 特に会社員の場合、業務上の大きな問題が発生すると直接ぶつからずに心配ばかりしたり回避したりし、すべてを人のせいにし、他人が自分を理解せず助けてくれないと憤るなど、組織の一員として多くの問題点を引き起こすこともあるという。 性格的に小心で内向的な会社員が、積極的・能動的に職場の仕事をこなせず、顔色をうかがいながら我慢していると火病にかかりやすいが、火病の症状が現れたらすぐに精神科の病院を訪れて治療するのが望ましいと閔教授は助言する。 閔教授は「このように様々な症状を見せる火病は、最終的にうつ症状や不安、込み上げなどの身体症状を引き起こすことになる」とし、「火病患者は周囲の人々の理解と積極的な助けの下で精神科治療を受けるべきだ」と語った。 【申正燮(シン・ジョンソプ)記者】 [写真]◇火病は我慢に我慢を重ねて積もり生じる病である。
1993-06-30 | 申正燮
延世大医学部の閔聖吉教授が発表、韓国人の7%が「火病」
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