高麗時代に大きく花開いた韓国仏教美術の真髄「高麗仏画」を鑑賞できる大規模展示会が開かれる。12月11日から来年2月13日まで2カ月余りにわたり湖巌ギャラリーで続く「高麗仏画特別展」は、国内外に散在していた高麗仏画が一堂に集まる初めてであり、かつ稀な機会である。東国大博物館(館長・洪潤植)が開館30年を迎え、湖巌美術館と共同主催するこの特別展は、とりわけ仏教界で仏事とみなされるほど意義深い企画展である。 3年余りの準備を経て実現した今回の展示に披露される高麗仏画は、Koogbo7点、宝物12点などを含め計60点余り。特に日本にある名品14点が初めて難しい故国里帰りを果たした。 日本には現在100点程度と推算される高麗仏画が個人や団体に所蔵されているとされ、これらは高麗末から壬辰倭乱、日韓併合時代に至る長い歴史を通じてさまざまな経路で日本に搬出された名品である。 これらの仏画は日本国内でも公開の機会がほとんどなく、仏画研究者を残念がらせてきたが、今回の特別展はそうした理由から高麗仏画に関する学術研究の重要な転換点になると期待を集めている。出品作のうち屈指の傑作は、今回初めて一般に公開されるKoogbo196号「新羅白紙墨書大方広仏華厳経」、日本・知恩院所蔵の「水月観音菩薩図」などである。 洪潤植・東国大博物館長は「このような重要な展示が今になって開かれるのは、現存する高麗仏画の大部分が日本、米国、欧州などに保存されており、それらを国内に招致する手立てがなかったためだ」と述べ、この展示会が韓国仏画の偉大さを正しく知り研究できる契機になることを願うと語った。 彼はまた「今回の特別展を鏡として、海外に出ている韓国の文化財の現況をより詳しく調べ、それらを略奪されたという感情的次元で扱うこれまでの限界を越え、韓国文化の優秀さを宣揚できる方法を探す方向へ転換すればよい」と付け加えた。 一方、「高麗仏画特別展」の共同主催者であり会場を提供した湖巌ギャラリー側は、観覧客の理解を助けるため「仏教絵画講座」(12月21日・1月7日・1月25日午後2時、中央日報研修室)、「学術セミナー」(12月11日午前9時、東方プラザ国際会議室)、「展示作品説明会」(1日3回、11時30分、2時、4時、展示場)、「ビデオ室運営」(仏教美術の理解を内容とする視聴覚物、展示場2階ビデオ室)、「仏画制作実演室運営」(展示場2階展示準備室)などの付帯行事を行う。【鄭在淑記者】
[写真] 日本から初めて故国里帰りをする高麗時代の「観経変相図」。






