米国の会員制ゴルフ場の差別規定が再び物議を呼び、法廷闘争にまで発展した。 問題のゴルフ場はフロリダ州タンパ近郊にあるシェバル・カントリークラブ。 このゴルフ場を法廷に立たせたのはモリー・オデという白人女性である。 世界的に有名な事務機器メーカー、ゼロックス社の役員で公式ハンディキャップが15のオデは、このゴルフ場が女性に不当な待遇をしているとして訴えた。 水曜日と木曜日の2日間、このゴルフ場で女子ゴルフ大会が開かれラウンドを断念したオデは、土曜日午前に男性専用のティータイムに当たって待たされ、規定時間が過ぎたにもかかわらずゴルフ場側が自分より遅く到着した男性を次々と割り込ませたため、多くの時間を無駄にせざるを得なかったという。 これは週末のラウンドを制限されたもので不当な差別待遇である、というのがオデの主張だ。 オデは「400人以上の会員を有し、食事の提供が可能で、業務上の非会員のラウンドを認める会員制ゴルフ場は、女性に対する差別待遇をしてはならない」というフロリダ州の新たな差別禁止法を根拠に、このゴルフ場を訴えた。 しかしシェバル・ゴルフ場側は、1番ティーに男性会員が次々と押し寄せたためオデに午前8時30分ごろに10番ティーからスタートするよう勧めたが、これを拒まれたのであり、長く待つことになった理由はオデ自身にあると主張している。 またシェバル・ゴルフ場の弁護士であるウィリアム・E・サイズモア氏は、このゴルフ場の会員はおおよそ320人にすぎないため、差別禁止法は適用され得ないと強調する。 これに対しフロリダ弁護士協会の市民権保護チーム長であるグレゴリー・ドゥーデン氏とオデの弁護士ローズマリー・アームストロング氏は、家族会員と2人以上が共同で使用する法人会員権を考慮すれば、このゴルフ場の会員は400人をはるかに超えると反論している。 このように論戦の熱を高めている今回のゴルフ場差別問題は、被害女性が訴訟を起こしたという点だけでなく、判決の結果によって他のゴルフ場の定款が変わる可能性もあるという点で、米国ゴルフ界全般の関心を集めている。 ドゥーデン氏は、今回の訴訟でオデが勝てばフロリダ州の数十のゴルフ場がティータイム規定を変えなければならなくなり、現在差別の激しいウィスコンシン、オハイオ、ニューヨークなどの立法者は、会員制ゴルフ場が女性の週末ラウンドを制限できないようにする法案を用意しなければならなくなるだろうと語る。 黒人に対する差別とともに米国ゴルフ界を騒がせてきた会員制ゴルフ場の女性差別問題が、今回のオデの法廷訴訟を契機に変化の転機を迎えるかどうか、今後の展開が注目される。【金眞暎(キム・ジンヨン)記者】
[写真] 法廷訴訟に発展した会員制ゴルフ場の女性差別問題が米ゴルフ界の関心を集めている。






