1994-06-30 | 黃源甲

韓国囲碁、2年連続の天下統一「目前」

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囲碁韓国の2年連続世界制覇が目前に迫っている。 昨年、ソウル経済新聞主催の第4期東洋証券杯をはじめ、第2期応昌期杯、第6期富士通杯、第1期真露杯など世界4大棋戦を席巻し、囲碁天下統一の輝かしい金字塔を築いた韓国は、今年も第2期真露杯に続いて第5期東洋証券杯まで制覇しており、残る富士通杯で優勝を果たせば世界囲碁2年連続席巻とともに囲碁王国の牙城を守ることになる。 世界4大棋戦のうち応昌期杯は4年に一度開かれるため、1997年までは昨年の第2期大会優勝者である徐奉洙九段がそのままタイトルを保有する。 国内1000万人の囲碁愛好家と全世界の囲碁界の熱い関心の中で行われた世界最高権威の棋戦、第5期東洋証券杯世界囲碁選手権大会は、22日にソウル・ヒルトンホテルで続行された決勝五番勝負第4局で曺薫鉉九段が日本の依田紀基九段を退け、総合成績3勝1敗で優勝を飾った。 曺九段は5月16日と18日に釜山で開かれた決勝第1、2局で連勝し、20日の1敗に続く22日の痛快無比な逆転不計勝により、これまで「韓国棋士キラー」だの「李昌鎬の天敵」だのという異名で日本より韓国でより広く知られていた依田の傲慢な自尊心にくさびを打ち込んだ。 これに先立ち年初に開かれた国別団体戦の第2期真露杯世界囲碁最強戦では、徐奉洙九段の序盤4連勝、依田九段の5連勝の進撃に歯止めをかけ、依田とともに日本囲碁の次世代の主役に挙げられる小松英樹八段まで破った曺薫鉉九段の善戦、最後の一戦で武宮正樹九段を下して優勝を確定させた李昌鎬六段らの活躍に支えられ、昨年の第1期大会に続いて韓国が優勝を収めた。 一方、昨年東京で行われた第6期大会で劉昌赫六段と曺薫鉉九段が並んで優勝と準優勝を占め、韓国選手に会場だけ貸した格好となって日本囲碁界を悲嘆に陥れた富士通杯世界囲碁大会も、昨年の再演になるとの見通しである。 すなわち、前回大会の優勝者・劉昌赫六段と準優勝者・曺薫鉉九段が今回の第7期大会でも並んで準決勝に同伴進出しているためだ。 当初この大会に出場し、有力な優勝候補に挙げられていた李昌鎬六段と徐奉洙九段が序盤で敗退し、梁宰豪八段と崔珪昞六段も相次いで姿を消して出発は不安だったが、幸い3日に慶州で行われた同大会の8強戦で劉六段が日本の強豪・小林光一九段を退けて4強に進出し、曺九段も加藤正夫九段を下して昨年に続き4強進出に成功した。 劉昌赫六段対趙治勲九段、曺薫鉉九段対林海峰九段が激突する第7期富士通杯の準決勝は7月2日、日本・大阪の富士通関西研究所で開かれる。 もしこの山場を無事に越えて優勝すれば、曺九段は1989年の第1期応昌期杯と第5期東洋証券杯に続き、世界3大棋戦を順に席巻するサイクルヒットという前例のない偉業を成し遂げることになり、劉六段も外国人として初めて富士通杯2連覇の記録を達成することになる。