1994-07-30 | 朴淵雨

TVアニメ制作が減っている

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国内の映像分野で最も競争力があるテレビアニメの放送本数が大幅に減っている 世界貿易機関(WTO)の発足に伴い国内映像産業の強化が急務として浮上しているなかで、最も競争力の高いテレビアニメの本数がかえって減少し、映像輸出の見通しを暗くしている。 MBCの場合、現在ワールドカップ特需を狙って緊急編成された「サッカー熱風」や「魔法少女」など6本のアニメを放映しているが、「ひげおじさんとわんぱく団」(MBCプロダクションと米国サバン社、フランスTFIの共同制作)を除くすべての作品は外国の資本と企画で制作された輸入品である。 しかもその「ひげおじさん…」も1992年に放送されたものの再放送であり、事実上、新たに国内制作された作品は1本も放映されていないことになる。 これに対し昨年は「ペンキングライキング」(MBC制作)、「夢っ子」(MBCプロダクション制作)、「ガリバー旅行記」(米国ゾディアック社とセヨンエミテルの共同制作)の3本を国内の資本と技術で制作した。 SBSも事情は同じで、昨年は米国サバン社と共同制作した「光の宇宙旅行2万里」が放送されたが、現在編成されている3本はいずれも日本や米国のものである。MBCとSBSは今年下半期中に国内制作アニメの放送計画を立てていない状態だ。 KBSは現在「共通王国」「おてんば若草物語」など7本を固定編成しているが、このうち国内制作は昨年から放送している「アニメ人物韓国史」1本のみである。 このように現在放送中のテレビ3社の固定編成16本のアニメ番組のうち、国内の資本と人材が投入された作品はわずか2本にとどまる実情だ。 国内制作アニメの減少傾向は、制作費に比べ収益が少なく、そのたびに赤字が発生するためである。30分物1本当たり通常7000万~8000万ウォンかかるのに対し、収入は広告料と事業収益を含めて平均2000万ウォンにすぎない。また漫画家や企画者などの量的不足が減少傾向に拍車をかけている。 こうした収益性と人材不足という弱点を克服しつつテレビアニメの競争力を高めていくためには、まず「多様なメディア間の協調」が実現しなければならないというのが関係者の説明だ。すなわちテレビとケーブルテレビ、映画、ビデオ制作会社が協調体制を築き、投資費回収の負担を軽減すべきだという。 また漫画ケーブルテレビチャンネルの新設を契機に国内漫画市場の拡大努力が必要だとの指摘も出ている。市場拡大は需要誘発、生産促進、制作費回収などの連鎖反応をもたらすからだ。このほか外国との共同制作をさらに進めるべきだとの意見もある。制作費を抑えつつ海外輸出のための販路を確保するという側面で有用だというのがその意見だ。 ◇国内で制作され海外輸出までされた「光の子の宇宙2万里」。