1994-07-30 | 鄭在淑

話題の絵画 猛暑の中「扇絵展」相次ぐ

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徳源・ウォーカーヒル美術館 照りつける暑さの中、涼しい風を起こす扇展が続いている。22日から8月9日まで徳源美術館(723-7771)で続く「扇と絵画展」、8月3日から31日までウォーカーヒル美術館(450-4666)で開かれる「世界の扇絵画展」がそれである。 夏が蒸し暑い農耕社会だった韓国では古くから扇が発達し、貧富貴賤を問わず誰もが扇を広く用いた。暑さを追い払う機能のほかに、扇面に描かれた素朴な絵を鑑賞する楽しみまで加わり、扇はわが工芸と書画芸術の重要な一部分を占めるようになった。 二つの展示が見せるのはこうした扇の二番目の姿、すなわち美術品としての扇である。骨を付ける前あるいは後に、扇面の限られた空間を用いて絵を描いた画家たちの才気あふれる手腕が光る。 「扇と絵画展」では、梅に鵲を添えた趙錫晋(1853~1920)の花鳥画の扇、四大家の一人である毅斎・許百錬(1891~1977)の山水画の扇など、自らの絵画世界を扇に凝縮させた先人たちの美意識に出会うことができる。 「世界の扇絵画展」は「日本扇面芸術協会」が所蔵する韓国、中国、日本の扇絵を比較する場だ。似ているようで異なる東洋3国の美の道程を扇を通じてたどる妙味がある。 ◇趙錫晋作