1994-09-30 | 鄭在洪

医療界の人々 家庭看護師・金性愛(キム・ソンエ)氏

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『家庭看護は低い費用で効果的に患者を看ることができます。脳卒中や末期がん、リウマチの患者など、病院で治療してもあまり改善しない人は、自宅で治療を受けることが心理的に安定し、闘病に有益です』 看護協会ソウル市支部の家庭看護モデル事業センター(837-5111)所属の家庭看護師である金性愛さん(34)は、家庭看護が患者と保護者、医療機関のすべてに有益なものだと説明する。一石三鳥ということだ。 患者は自宅で治療を受けることで病を克服できる環境が整い、日常生活が可能で生活の質が保障されるという。保護者は患者の状態についての教育を通じて緊急事態に対処する能力が生まれ、患者をよく看られるようになり、病院は病床稼働率を高めて緊急を要する患者を適時に治療できるようになるという。 『例えば帝王切開手術を受けた産婦の場合、1週間ほど入院した後に退院するのが一般的です。しかし家庭看護を受ければ2~3日内に退院し、自宅で安心して治療を受けることができます。糖尿病や高血圧、人工導尿管を利用する患者なども家庭看護を利用すれば、患者や保護者が病院に行き来する必要がありません』 したがって家庭看護師が患者を効果的に治療するためには経験が重要だと金さんは強調する。実際に家庭看護師になるには、5年以上総合病院で勤務した看護師がソウル大や延世大の保健大学院で1年間、家庭看護の研修教育を受けなければならない。 『米国の場合、退院後に看護を受けられるナーシングホーム(Nursing Home)や、慢性疾患のある高齢者を日中看てくれるデイホスピタル(Day Hospital)などが活発に運営されています。家庭看護師が主に運営するこれらの機関の治療費は病院の治療費の20%前後であるため、多くの人が利用しています』 わが国も家庭看護師制度の活性化が必要だと金さんは指摘する。高齢人口の増加で医療費が増加せざるを得ない状況において、家庭看護師制度は医療費を削減できる効果的な方法だという。政府も家庭看護師制度の必要性を認識し、今年8月から来年末まで家庭看護モデル事業を実施した後、全国的な実施を計画している。 家庭看護師制度が効果を上げるためには、医師など医療陣との協力が何よりも重要だと語る金さんは、『現在、家庭看護については月4回までしか医療保険を適用していないが、より頻繁に治療を受けなければならない患者もいるため、さらに増やすべきだ』と指摘した。