1994-10-31 | 李勇雄

高麗苑、「大江全集」の独占出版権契約

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今年のノーベル文学賞受賞作家である大江健三郎の作品の国内翻訳作業が、全集発行として企画されるほど熱く展開されている。ノーベル賞受賞作家の翻訳競争は常にあったが、今回は隣国である日本の作家が受賞者に選ばれたためか、かつてないほど出版の熱気が高まっているとの指摘だ。 コリョウォンの場合、国内法上の著作権保護対象である1987年以降に発表された大江の作品について独占契約権を締結、計20巻分量の大江全集を今後2年にわたり刊行する予定だ。まず3部作で構成された「燃えあがる緑の木」の第1部「救い主が殴られるまで」を起点に、1カ月間隔で第2部「揺れ動く」、第3部「大いなる日に」を出版する計画だ。ただし1987年以降に発表された大江氏の作品のうち「人生の親戚」は、かなり以前に契約を締結したウンジン出版がすでに刊行している。 しかし著作権締結をめぐり、国内出版業界間で再び宿弊的な競争に火がつき、一時は契約金として支払われる印税の前払い金が500万円(韓国ウォンで4000万ウォン)を超えるなか、要求どおり出すという出版社まで登場する過熱を演出し、物議を醸したという後聞もある。最終的に独占権を獲得したコリョウォンの場合、大江氏の作品全体を350万円(韓国ウォンで2880万ウォン)の前払い金に6%の印税率で契約を締結したことが分かった。これは大江氏の著作権を管理している日本のオリオン・リテラシー・エージェンシー社が、当面の前払い金よりも大きな利益のためにマーケティング能力を別途点検したうえで、比較的大手出版社であるコリョウォンに決めたとの分析だ。 一方、1987年以前に発表された作品は、すでに市中に雨後のたけのこのように出回っている状況である。最近刊行された大江氏の作品は「個人的な体験」(チョンダム社)、「性的人間」(中央日報社)、「叫び声」(新世代)、「沈黙の叫び」(ククイル文化社)、「セブンティーン」「われらの時代」(ハヌル出版社)などである。