1994-11-30 | 南文鉉

歴史の中へ旅立ったタイムカプセル

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今から400年後の子孫に、今日を生きた先祖の暮らしぶりを伝える600点の収蔵品を納めたタイムカプセルが、29日午後に埋設された。 ソウル市はこの日、中区筆洞2街84番地の南山谷公園内にある1500坪のタイムカプセル広場で、金泳三(キム・ヨンサム)大統領夫妻と崔秉烈(チェ・ビョンヨル)市長をはじめ市民代表など計1000人余りが出席するなか、今日の市民生活とソウルの都市の姿を代表する文物600点を納めたタイムカプセルの埋設式を行った。 この日の行事は、午後2時55分、姜徳基(カン・ドクキ)ソウル市企画管理室長による事業現況報告に続き、金大統領、崔市長、ソウル生え抜きの尹正錫(ユン・ジョンソク)氏、労働者と学生の代表など12人がタイムカプセルの下降ボタンを押し、南山谷に今日の歴史を埋める瞬間を演出した。 ボタンが押された後、円筒形の穴の周辺に仮設された高さ8mの12本の鉄製の柱を支えとして鉄索でつり下げられたタイムカプセルは、神秘的な音楽と行事参加者の歓呼のなかで4分間かけてゆっくりと円筒形の穴に吸い込まれるように着地し、ソウル定都1000年となる2394年11月29日に開封されるまで深い眠りに入った。 普信閣の鐘の模型を形象化した直径1.3m、高さ1.7m、容積500ℓ、重さ2.5トンのタイムカプセルが、広場の地下15mへと長い時間旅行に出発するのと同時に、鉄製の柱に設けられた仮設装置から煙幕ガスが噴き出し、平和の象徴であるハト1000羽と十二支を象徴する白いアドバルーンがともに空へ舞い上がり、祝祭の雰囲気を大いに盛り上げた。 続いて、タイムカプセル埋設地の横に、市木で生命力の強い高さ5m・樹齢80年のイチョウを、金大統領と崔市長、白昌鉉(ペク・チャンヒョン)市議会議長、およびタイムカプセル行事に関わった企業の代表など11人がともに植樹し、この日の行事は25分で終了した。 400年の時間旅行に出た収蔵品600点は、現物として韓服や水着、絹などの繊維類15品目、クレジットカード、電子ゲームソフト、花札などの化学製品類18品目、ウリビョル1号や蚕室主競技場など7品目は縮小模型の形で、ソウル2000年都市計画や1994年の大学修学能力試験問題、400年後の子孫に贈るメッセージなどの記録類147品目のほか、稲や麦などの種子類12品目など、全9種類250品目である。 またマイクロフィルムでは小・中・高校の教科書、1994年の主要文学賞受賞作、日刊紙、証券のカラ口座説明書などとともに、1994年の流行服飾やファストフード、1994年に社会的に物議を醸した事件、韓屋保存地区などは映像資料の形でそれぞれタイムカプセルに収蔵された。 タイムカプセル埋設事業は、市が定都600年記念事業の一環として今年1月に基本計画を策定し、収蔵品やタイムカプセルの模型などを選定、漢陽遷都600年となるこの日に埋設行事を行って完成した。市はタイムカプセルを埋設した2万4000坪の南山谷公園広場を、市民公園および観光名所として活用する計画である。