西欧の現代画壇の異色な作品傾向を示す「ヨーロッパ現代美術巨匠展」が95年1月4日から19日まで現代アートギャラリー(513-5506)で開かれる。 フランス出身の彫刻家セザールとアルマン、ポーランド生まれのキズノ、イタリアの女性作家ソスノ、フランスのオブジェ(物体)作家パパールとクワニャールなどは、本やおもちゃ、産業廃棄物など日常生活で使われる事物を用いて作品を作るという共通点を持つ。彼らはまた、フランスの代表的な本オブジェおよび版画専門工房であるジャック・ブラン社と20~30年にわたり共に作業してきた作家であり、その過程で残された所蔵品を披露する。 自動車を圧縮した大型作品で世界の画壇に知られるセザール・バルダッチーニ(73)は、88年の五輪彫刻公園に作品を残し国内展示も行い、韓国美術界によく知られた人物だ。「圧縮技法」を使って収集用の模型自動車を平たくした「事故に遭ったアルファロメオ」を出した。 さまざまな物を積み上げて作った蓄積彫刻で名高いアルマン・フェルナンデス(66)は、発想が面白い「うつ病患者治療薬」を発表する。色とりどりのカプセルが仕切りごとに入った透明な間仕切り作品である「うつ病患者…」は、霊感が浮かばない芸術家や旧態依然とした作品に飽きた美術愛好家のために制作されたという。 キズノ(73)は紙を揉んで作った版画作品で有名だが、やはり炭化ケイ素などの混合技法で揉んで作った版画「カドリールの踊り」を披露した。 すでに刊行された本を使ってその内容とイメージを結びつけたパパールの「夏の旅」、クワニャールの「思い出」、ソスノの「不在への魅惑」などの本オブジェも見どころだ。 ◇アルマン作「うつ病患者治療薬」、1993
1994-12-31 | 鄭在淑
美術の話題 本・おもちゃで作品作り
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