1995-04-30 | 쉐라톤 워커힐 도어맨 南倫祐씨 陳丙源

ホテル街の人々「ホテルの顔」を自負、サービス22年

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南倫祐氏(50)は、シェラトン・ウォーカーヒル・ホテルの看板だと自らを紹介する人である。 南氏は1973年にウォーカーヒル・ホテルに入社して以来、今までずっとドアマンとしてのみ、このホテルで勤務してきた。 ドアマンという職業の世界で「一つのホテル、単一職種」の最長勤務記録を毎年更新しているのはもちろんである。 ホテルの入口に車が入ってくれば扉を開けて客の荷物を受け取りロビーへ案内し、車両を駐車場やタクシー乗り場へ導くのが彼の主業務だが、ここで終わるものではない。 タクシー運転手の不当な料金要求で客が困っているときにこれを解決してやったり、車内に置いて降りた紛失物を車両番号を覚えておいて見つけてやる仕事も南氏の役目である。 『22年前に初めてドアマン勤務を始めた当時は、ホテルに出入りする顧客自体が限られており、サービスすべき車両の数は指で数えるほどでした。 しかし数年前からはホテルに出入りする車両が急増し、一日の業務は並大抵の大変さではありません。』 特に最近はホテル顧客の年齢層が次第に下がり、「息子ほどの年齢の顧客をお迎えすること」に苦労は一つ二つではないという。 『ドアマンはホテルの顔だと考え、顧客をサービスで感動させるという姿勢で働けば、顧客もドアマンに接する姿勢が変わる』というのが、22年の経歴を持つドアマン南氏の職業哲学である。 こうした誠実な姿勢が、韓国のホテルのドアマンとしては初めて、1993年の「観光の日」に観光功労者として交通部長官賞を受けることにつながった。 『個人的な栄光よりも、ホテルにおけるドアマンの役割がようやく認められたようで喜ばしかった』と当時を回想する。 このようにドアマンについて確固たる職業哲学があるからこそ、南氏は1992年、ホテルのドアマンたちの集まりである「正友会」の結成に先頭に立ちもした。正友会は「ホテルの正門で勤務する人たちの集まり」という意味だという。 ソウルで高校を中退した南氏がドアマンに入門した動機は、こうした徹底した職業意識とは釣り合わないが『きちんとした制服を着て礼儀正しく客を迎えるドアマンがあまりにかっこよく見えて』である。 22年間一つのホテルでドアマンとして働きながら、南氏は数多くのVIPの車の扉を開けてやった。キッシンジャー前米国務長官、ベッケンバウアー前西ドイツサッカー代表監督、延亨黙前北朝鮮総理など、数えきれないほどである。 しかし南氏は『こうしたVIPよりも、個人的な親交まで持つほどウォーカーヒルをよく訪れる常連客の方がより大切な顧客だ』と語る。 ◇22年間一つのホテルで同じ職種を守り続けているウォーカーヒル・ホテルのドアマン南倫祐氏。