1995-06-30 | 文炳諺

[「健康志向・高品質選好」消費者と口合わせ]ビラク/ビラクシッケ

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家庭で作らなければならなかったシッケを、市中で手軽に買って飲めるようにしたビラクシッケ。ビラクシッケは年間2兆ウォンを超える飲料市場に激しい「伝統飲料ブーム」を起こした立役者である。 1990年代に入り、URに伴う身土不二ブームに支えられ、厳選された清潔米と麦芽を使って作られたビラクシッケは、伝統食品もきちんと商品化すれば外来製品に劣らないという新たな認識のきっかけとなった。 ビラクは1992年に設立した「身土不二研究室」を主軸に、伝統食品の開発および研究を通じて、製造工程上の保存期間のカギとなる殺菌処理の問題点を克服し、シッケを製品化した。 1993年6月に初めて発売されたビラクシッケはレトルトパウチ形態だった。しかしパウチ製品は家庭で飲むには特段の不便はなかったが、携帯して飲用するには限界があった。 そこで昨年5月、手軽に飲めるカン製品として改めて登場させた。これはサイダーやコーラなど炭酸飲料に飽きた消費者から大きな支持を得て、シッケ市場が爆発的に成長する転換点となった。1993年までは月3億ウォンにとどまっていたシッケ市場規模が昨年は250億ウォンに拡大し、今年はなんと1200億ウォンに達することが確実視されているほどである。 すなわち発売1年で、外来文化中心だった国内飲料市場に伝統飲料という新たな領域を構築し、伝統食品に対する販売活性化および身土不二商品ブームの醸成に大きく寄与したとの評価である。 またビラクシッケは、韓国の伝統食品への関心を高める結果をもたらした。とくに発売初期には主要消費層が30代以上と予想されたが、実際には青少年をはじめ20代でも大きな人気を集めるなど、育ちゆく新世代層に韓国の食文化への愛着を呼び起こし、味の優秀さを認識させる成果も収めた。 これによりビラクに続いてロッテ七星、CJグループ、韓国コカ・コーラなど大手飲料メーカーはもちろん製薬企業までシッケ市場に加わり、40社余りが角逐戦を繰り広げるなかで、ビラクシッケは今年に入っても月90億ウォンの売上を記録し、40%以上のシェアを固守している。 家庭で作って食べていたシッケをサイダーやコーラに匹敵する商品へ育てたビラクシッケは、伝統飲料の発掘および大衆化にとどまらず海外へも輸出し、シッケを世界的な嗜好食品として定着させることに先頭を切っている。