1995-06-30 | 李墉澤

ビール・ウイスキーの高級化が加速 東洋ビール/ネックス

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「ネックス」(NEX)は東洋ビールが「アイス」ビールの失敗以降、全社の力を集中して打ち出した野心作である。 Tongyangは「ネックス」開発のため、消費者が望む味のビールを探すこととし、全国13都市で10万人余りの消費者を対象に味探しキャンペーンを展開した。 またTongyangが開発した最も優れた酵母である酵母「z」を使用した。アルファベットの最後の文字を用いて命名した酵母「z」は、これ以上良い酵母は出てこないという意味で、Tongyangが開発した秘蔵の酵母というわけである。 ここに低温でゆっくり発酵させる純粋低温発酵工法と、オゾン処理を経た醸造用水を使用し、他のビールに比べて一層すっきりした味が出るようにした。 こうした努力により「ネックス」は昨年10月20日に初登場して以降、1カ月で100万ケース以上が売れた。これまでビール発売後1カ月で100万ケースが売れた製品はなかった。 また昨年10月26万ケース、11月111万ケース、12月129万ケースが販売されるなど、毎月の販売量が急増している。今年に入ってもこうした急増傾向が続き、1月130万ケースが販売されたのに続き、2月は150万ケースへと販売量が増え、3月・4月にはそれぞれ161万ケースと175万ケースの販売実績を記録した。5月には4月より42.9%も増えた250万ケースが販売された。 こうした販売好調に支えられ、「ネックス」は8カ月でビール市場全体の10%を占有したと推定されている。 特に朝鮮ビールの「ハイト」人気が続く中、眞露クアーズビールの新規参入で競争が激化しているビール市場において、「ネックス」はTongyangが国内1位のビールメーカーとしての地位を固めるうえで大きな役割を担っている。 「ネックス」の販売がこのように好調を見せているのは、競合他社に先行する品質とともに、「消費者が選んだすっきりしたビール」「私のビール」というメッセージを込めた広告販促活動も成功を収めたためと分析されている。急変する消費者の味覚を積極的に受け入れ、製品開発段階で消費者を直接参加させたのに続き、先端コンピューターグラフィックスを活用してすっきりした味の「ネックス」を際立たせる広告で、若年層はもちろん中高年層まで幅広く浸透した。 東洋は今後「ネックス」の販売をさらに強化し、ビール市場での占有率を最大限引き上げるとともに、2兆ウォンに達するビール市場の規模自体も拡大していく計画である。