1995-07-31 | 高豪鎭

ゴルフ名品 ウィルソンクラブ②「飛距離・正確度が卓越」で人気

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ジョン・デーリー(29・米)が今回の全英オープンで優勝したのは、突き詰めれば優れたクラブ選択が決定的な役割を果たしたのに等しい。 24日にセントアンドルーズGC(英)で終了した95全英オープンでジョン・デーリーはウィルソン社の新製品を持って出場し、好成績を出すことができたため、彼が使用したクラブがゴルフ界の関心を集めている。 ジョン・デーリーが使用したクラブは「ウィルソン・スタッフ」のミッドサイズで95年の新製品。このクラブは飛距離と方向性の正確度に優れているのが特徴である。 ウィルソン・スタッフはプロと中上級者向けに開発され、94年の米PGA用品ショーで販売1位品目に選定されたが、より打ちやすく正確なショットができるようクラブフェースをミッドサイズに大きく作ったのが今年の新製品である。 もっともジョン・デーリーは世界的な飛ばし屋らしく、ドライバーだけはウィルソン社から彼の体形とスイングタイプに合わせて特別注文生産したものを使用している。彼のドライバーはビッグヘッドにシャフト長46インチ、ロフト角7度、トルク(ねじれ)2.0で、通常のプロには使いにくいものである。国内プロの場合、シャフト長44~45インチ、ロフト角9度、トルク3.0を使うのが一般的である。 1914年から総合スポーツ用品生産・販売会社として出発した米国のウィルソン社は、1944年に「ウォルト・ヘーゲン」ゴルフ会社を買収し、「ウィルソン」というブランドでゴルフクラブを本格的に生産し始めた。ウィルソンは当初、精肉販売会社シュワルツヒルト・アンド・シュルツバーグ社の子会社で、トーマス・E・ウィルソン氏を専門経営者として迎え入れ、商号を「ウィルソン・カンパニー」に決定、 当時のウッドロー・ウィルソン大統領の人気を最大限活用したと伝えられている。その後スポーツ専門用品会社として成長してきたウィルソンは、サッカー、野球、バスケットボールだけでなくスポーツ全般にわたる用品生産・販売で世界第1位を守っている。 最近はゴルフ用品生産にも注力し、クラブの場合、既存の「ウィルソン・スタッフ」のほか機能に応じて「ウィルソン・ウルトラ」「ウィルソン1200シリーズ」などを出している。このうち50余年間ブランド名を守ってきた「ウィルソン・スタッフ」は世界の有名プロが愛用する名品に属する。ニック・ファルド、ペイン・スチュワート、トム・カイトがこのクラブを使用したかと思えば、現在はジョン・デーリーをはじめ、ビジェイ・シン、ベルンハルト・ランガー、コリン・モンゴメリーなど世界の有名プロがウィルソン社の契約プロとしてこのクラブを使用している。 ウィルソン・スタッフは高級素材に衝撃防止のためのインサート装置を施したのが特徴。 アイアンの場合、方向性の正確度を図るためキャビティバック(裏面がくぼんだもの)になっており、特にプロおよび上級者向けは叩いて作った鋳造製品で飛距離が一層伸びる。シャフトはスチールとボロングラファイトがあるが、キックポイント(しなる地点)とトルク(ねじれ)を最小化したのがもう一つの長所である。 飛距離が一層伸び「クジラ狩り」との別名がついたドライバー「キラーホエール」(Killer Whale)も先端素材と科学的な設計で作られた。ヘッドが他の製品より10%程度大きいビッグヘッド(275㏄)だが重さは350gで軽く、打球時の反発力が大きく距離をより遠くに出せるという。またアルミニウムとチタンの合金であるヘッドはスイートスポットが他の製品に比べ30%程度広く、正確に打ちやすい。 ドライバーのシャフトもボロングラファイトで弾性に優れる一方、長さは43.5インチをはじめ44・45・46インチなどとやや長めである。ウィルソン・スタッフは消費者の好みに合わせ色が多彩である。クラシック系統から華やかなものまでモデル別にそれぞれ異なる。96年にはドライバーをはじめチタンウッドを披露する予定のウィルソン社は、今後性能とモデルは別のものを開発しても「ウィルソン・スタッフ」というブランドだけは引き続き生産されると明らかにした。 クラブ1セットの値段はモデルにより80万ウォンから250万ウォンまで多様で、ドライバー「キラーホエール」は36万ウォン。 韓国では不二通商(代表・安秉植(アン・ビョンシク)、電話518-0781)がゴルフ用品をはじめ、ウィルソン社のすべてのスポーツ用品の総販売を担っている。 ◇世界最長の飛ばし屋と認められているジョン・デーリー。彼は95全英オープンでもウィルソン社の新兵器であるドライバー「キラーホエール」で飛距離を遺憾なく発揮した。