このように多くの強精秘薬のうち、采女の体を沸き立たせる薬材は幾種かであった。とはいえ、小守尼がそっと耳打ちして漏らした言葉を思い返せば、そうした薬材の使用は今日だけは評点の助けにならないというところに切なさがあった。であれば方法はただ一つであった。どうせ薬材の助けを受けられないのなら、直接体でぶつかるしかなかった。 片素雲は相手の体に半ば体重を預けたまま思案に沈んだ。おおむねこうした場合には「敵が我が計策を知っているのだから、いったん頭を巡らせる」のが正しい理であるが、そうなれば采女の体はさらに冷えてしまうのは明らかであった。 采女の立場から見れば、はたしてこの老人がどのような手法で自分の体に再び火を点けるのかを見積もりつつ、失笑を噛み殺すところであろう。すでに熱気が逃げてしまった木切れのような女の体を抱きしめ、再び持環術なるものを使うのは、それ自体が気まずいことでもあるが、すでに相手が自分の心中を余すところなく読んでいる以上、熱気が立ち上がるのを望むのは待てど暮らせぬことであった。房中書には見事にも、女の体を扱う手法について赤線を引くように警告事項が多かった。たとえばこういう内容であった。 『男が女を扱うにあたっては、相手を何か石くれか木切れのように思い、自らの体は玉石のように貴く思わなければならない。もし相手が歓喜の極点に達して苦しげな表情を見せたなら、素早く締めた力を緩めなければならない。心はいつ切れるか分からぬ朽ちた手綱を握って荒れ馬を操るようにすべきであり、深い窪みの縁に立ち、底に青々とした槍が突き立った水の中を見ながら、「もしあの上に落ちれば自分は死ぬ」という固い心を持たなければならない。常に細心の注意を払い、うっかりした瞬間に虚しく発してしまうのを慎まなければならない。』 実際こうした問題は、男女が円満に房事に熱中する中で起こり得る心配事である。もともと男は誰であれ早漏の気があるため、気を緩めることができない。女の体を愛玩しながら、頭の中では歓喜の水路を開くためにあらゆる結び目を解きほどく。しかし現実的にはそれがどれほど虚しく不可能であるかを悟り、おのずと疲れ果ててしまう。状況から見れば片素雲の場合がそうであった。いくら男の房中術を見定めて評点を付けるとはいえ、采女が両の目をしっかりと閉じ、さあ好きにしなさいという表情で男がどう出るかを鑑賞するような状態であってみれば、この女をどう扱うべきかを苦心せざるを得なかった。 『ははは、中和子が大変なことになったな。見たところ一身に隠した技は数百の女を相手にしても余りあるようだが、順序を失ったようだ。』 今まで中和子の身のこなしを桟閣の上から見下ろしていた楊相善は、ひどく額をしかめた。苦心の色が明らかであった。これまで山村水の殿閣に入ってあれほどまでに房中の技巧を見せた男も稀であった。明らかに房術秘技を体内に備えているようだが、実戦が不足しているためか、慌てる色が濃かった。もしそのまま放っておけば、失敗するのは定まった理であった。 傍らにいた小守尼がそっと口を挟んだ。彼はすでに前から楊相善の心を読んでいた。
1995-08-31 | 姜永洙 作 朴男 畵
小説 素女経 <115>
本文はAIによる機械翻訳です。見出しは原文(韓国語)のまま表示しています。正確な内容は原文をご確認ください。






