1995-09-30 | 【朴淵雨】

映画 危険な子供たち

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カナダ出身のジョン・N・スミス監督の「危険な子どもたち」(原題:Dangerous Minds)は、主題歌「ギャングスターズ・パラダイス」(原題:Gangster's Paradise)がビルボードのアルバムチャート1位となり、米国で公開6週間で6733万5000ドル(ハンファグループ約515億ウォン)を稼ぎ、現地のボックスオフィスで興行首位を維持しており、「恐ろしい子どもたち」として浮上している。 この傾向が続けば韓国国内でも最低30万人以上の観客を集められるというのが直配社の予測である。 米海兵隊の女性将校だったルアン・ジョンソンの実話に基づくこの映画は、英語教師に転職して貧民街の高校に赴任し、いわゆる不良学生たちに愛を教えるため孤軍奮闘する過程を描いた作品である。 極端な貧富の格差と低所得層の学生たちの喪失感、相対的に貧弱な教育予算、官僚的な学校行政など、現在の米国社会と教育が抱える悩みに真摯に迫るこの映画では、強靭でありながら知的なイメージの演技派俳優ミシェル・ファイファーがジョンソン役を演じた。 ストーリーは常套的だと感じるほど単純である。海兵隊将校出身のジョンソンはカリフォルニア北部のある高校で教師生活を始める。彼女が担任を務めた学級は、この学校で名の知られた問題児たちの共同体で「アカデミー・クラス」と呼ばれる。暗い環境で育ちながら社会と学校に向けた反抗心を育ててきた学生たちは、誰にも心を開こうとしない。ジョンソンは授業初日から白人だという理由で子どもたちに『白パンじゃないか』『不細工なのは味もない』などさまざまな嫌がらせを受ける。しかし学校で禁じられているカラテを教えるなど、学生たちに温かい愛情で歩み寄りながら、自ら立ち上がれる自信を育ててやる独特の教授法を展開していく。 家庭の温かい世話を受けずに育ち、荒れ果てた学生たちに、彼女はボブ・ディランの音楽とディラン・トマスの詩を教える。しかし何より重要なのは、困難な状況でもジョンソンが学生たちに自分自身の魂と潜在力を信じるよう、愛しながら力を与えるという点である。 ただ、この映画で物足りない点があるとすれば、実話に基づいたためか、終盤で現実の教育の壁を感じたジョンソンが学校を去るため荷物をまとめ、学生たちが引き止めると決心を翻すくだりである。 にもかかわらずこの映画が高い評価を受けているのは、次第に真の教育の重要性を忘れて生きる多くの人々に、教育が究極的に学生一人一人に与える力がどれほど大きいかをこの映画が示しているという点である。 また映画「スカーフェイス」「レディホーク」「危険な関係」「バットマン2」「フランキー&ジョニー」などのヒット作で主に個性の強いキャラクターを演じてきたミシェル・ファイファーが、この作品でも柔らかくかつ強いジョンソン教師役を無理なくこなし、映画の弱点である単純さを補ったという点である。また問題児として登場するほとんどの学生は演技経験のないアマチュアだが、自然な演技でこの映画を一層輝かせている。 ◇「危険な子どもたち」の主演ミシェル・ファイファー。