1995-09-30 | 서울경제

宋素石 釣りコラム〈20〉 釣行半世紀

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大きな試合に臨む運動選手は、ジンクスなど非科学的だと思いながらも、不安な気持ちから髪やひげ、爪などを切らないことがある。 釣りでも以前はジンクスを気にする人が多かった。 1960~70年代は自家用車が珍しく、釣行に便利な釣り会の貸切バスをよく利用した。当時ソウル市内には200余りの釣り会があり、釣り会では会員を集めるため年に10回ほど大小の釣り大会を開いた。釣り会ごとに初釣り大会を皮切りに毎月の月例大会、春・夏・秋季大会、そして最後の納会大会で1年を締めくくった。大会には賞品が付き物だが、賞品の大半は洋銀製品や石けんなどの家庭用品で、尺超えを釣り上げれば、ボーナスとして白木綿1反あるいは1銭重の金の指輪が贈られることもあった。 1位になった人は帰路に会員へおごるのが慣例となっており、白木綿や金の指輪の値以上の金を使った。1位の賞品が欲しいからではなく、実力を誇示し、家に帰って自慢するためであった。 1960年代、筆者は純粋な釣りの親睦団体である漢陽釣り会の総務を務めたことがある。会員は大学教授・元老文人・医師・作曲家・教師、そして牧師も1人いた親睦団体であった。もちろん年に大小の釣り大会も催した。 大会の日には会員たちが尺超えや1位を狙って、それぞれ秘法を動員した。一部の会員の中には、表面化はしなかったがジンクスへの予防もしていた。 筆者は会員を対象にジンクスに関するアンケート調査を行ったが、そのとき幾つか面白いジンクスがあることを知った。 そのうちよくあるものとしては、▲ひげをそる▲大会前日に入浴しない▲爪を切らない▲釣行前日にセックスをする▲最初の餌に唾を吐く▲パンツを裏返しに着る、のほかに、女性の陰毛3本を懐に入れて行くという人も1人いた。もちろん説明もなく、正確な答えかどうかも確認できなかった。 だが、ひげをきれいにそったか、爪を切っていないかは外見で分かった。 釣り狂だった60代の有名な牧師の1人は釣りがあまり上手でない方だったが、ある大会の日、寝坊してひげをそれず、その日はフナの顔も見られなかったと打ち明けた。特異なのは、女性の陰毛を懐に入れているという人は大会の日に1位にはなれなかったが、25cmの準尺を釣り上げて3位になったと記憶している。もしかすると帰り道に1銭の金の指輪を買って帰ったかもしれない。 【韓国釣り振興会理事】