1996-01-31 | 陳丙源

手術・回復時間・出血が50%減、新たな帝王切開術を開発

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手術および回復時間と出血を半分の水準に減らせる新たな帝王切開手術法が開発され、医療界の関心を集めている。 高麗大医大九老病院の朴容均(パク・ヨンギュン)博士チーム(産婦人科)は30日、手術用のメスと医療用のはさみをほとんど使わず、指で産婦の腹を広げて赤ちゃんを分娩する「フィンガーストレッチ」法を導入し、良い結果を得ていると明らかにした。 朴教授チームが最近5年間、50人の産婦を対象にこうした方法を用いて帝王切開手術を実施した結果、手術時間を従来の手術方法の半分程度である16分に短縮することができた。 また出血量も従来の方法の半分程度の500ccに減り、手術後の早い回復、早期の歩行および活動、早期退院などが可能となり、産婦の医療費削減効果も得ることができた。 朴博士チームによって新たに開発されたフィンガーストレッチ法は、皮膚の表面はメスで切開するが、皮下組織はメスを使わず指を用いて外側に押し広げ、切開部位も糸で縫わずスポンジガーゼで圧迫して自然に癒えるようにする方法である。 こうした方法は妊娠女性の身体組織が極度に緩んでいる状態だという点に着目したもので、妊産婦の腹部筋肉や腹壁などは意外にも手でも容易に広がるというのが朴博士の説明である。 この手術法は患部の縫合の際にも大きな差を見せており、子宮だけを簡単に糸で縫合した後、腹膜と筋膜は別に縫合せず自然に癒えるようにする。 手術時間16分 また産婦が過度な肥満の場合を除いては、皮下組織もそのまま置いたままスポンジで圧迫して癒えるようにする方法を用いている。 朴博士は「このような手術法は産婦の血液循環を円滑にし、手術に伴う各種副作用を減らすことができる」とし、「この方法による副作用の発生は1件もなく、大部分4日以内の早期退院が可能だった」と説明した。 医療界は、従来の帝王切開術が7~10日程度入院しなければならない点に照らし、フィンガーストレッチ手術法が急速に拡散するとの見通しを示している。 ◇手術用のメスなどをほとんど使わない新たな帝王切開手術法が登場し関心を集めている。写真はある病院の新生児室の様子。