〇…東洋証券杯大会3回目の優勝を狙う韓国の李昌鎬7段と2連覇を狙う中国の馬暁春9段の盤上の血戦は、馬9段が第2局を制し1勝1敗の同率となった。 28日午前10時、ソウル小公洞ロッテホテル3階アテネガーデン特別対局室で続けられたソウル経済新聞・KBS共同主催、東洋グループ後援、韓国棋院主管の第7期東洋証券杯世界囲碁選手権大会決勝5番勝負第2局は、212手で馬9段の白番不計勝に終わった。これにより馬9段は26日の第1局敗北を挽回し、勝負を振り出しに戻した。 この日の対局は午前10時ちょうど、立会人の権慶彦5段の対局開始宣言で熱戦に突入した。李7段は3分前に入場 〇…この日は26日の第1局の際に馬9段が3分早く対局場に入って来たのとは異なり、李7段が対局開始3分前に入場し、正面に向かって右側に着席、2分後に馬9段が入って来て左側に座した。また第1局とは反対に、この日は李7段が黒を持った。 馬9段は第1局敗北の重圧のためか、対局場に入る表情が非常に緊張した雰囲気。 対局開始と同時に、いつものように時計を外して左側に置き扇子を取り出したが、接戦が始まると緊張感を抑えようとするかのように右足を小刻みに揺らす場面も。 “今日も塩碁” 〇…第2局は26日の第1局とは正反対の様相で進行した。 李7段が黒番先着の利を生かして素早く四隅を占めたのに対し、馬9段は下辺・右辺・上辺の実利を追求して出たのである。 検討室では序盤の布石段階から徹底した実利追求で血の乾くような地の争いが始まると、『今日もどうにもならない塩碁になるだろう』と異口同音。 30手余りから接戦 〇…対局は序盤の布石段階から両棋士がともに実利に重点を置き、長期戦を予告。 しかし30手余りから上辺右隅付近で最初の接戦が行われたが、世界最上級の対決らしく両棋士ともに一手一手が薄氷を踏むかのように慎重を重ねた。 特に黒35と切る一手を打つために李7段は15分もの長考をする場面も。 〇…二度目の接戦は黒71から白84までの上辺の戦い。 白陣営である上辺を黒が外側から削減するのか、それとも内側から妙手を放って爆破するのかが検討室の関心事だったが、結局李7段は内側から黒71の勝負手を放った。 黒79が見事な筋の急所だった。これで黒の作戦は無条件で成功し、優勢が確実なように見えた。 しかし次の瞬間、李7段は決定的な読みの錯覚を犯してしまった。黒83のコスミツケがまさに悪手。白が84と立つと、たちまち黒は危機状況を迎えた。 危機は克服したが… 〇…一大危機に追い込まれた李昌鎬7段が見せたのは惜しみない捨て石作戦。「不利なコウ」だがコウには持ち込めるという検討室の予想を覆し、李7段は黒83、87で二分された一方の大石の手数を伸ばしたうえ、黒103、105で残るもう一方の大石まで脱出させ、いったん局面を細碁の地合い勝負に持ち込むことに成功した。 これに伴い検討室の見通しも楽観と悲観に分かれた。楽観する側は李昌鎬の「神算」がまた奇跡を起こすのではないかというもので、悲観する側はどうにか地合い勝負にはなるが、5目半のコミに阻まれて勝つのは難しいだろうという意見だった。 結局碁は午後5時18分、大勢を挽回する術のない李7段が投了し、馬9段の勝利に終わった。 モニター4台で検討 〇…ロッテホテル3階トパーズルームに設けられた検討室には、この日も韓中両国のプロ棋士、後援社の東洋グループと大会を主管する韓国棋院の関係者および取材陣で混み合った。 韓国側のプロ棋士は趙南哲9段・金寅9段・尹奇鉉9段・曺薫鉉9段・張秀英9段・徐能旭9段・白成豪9段・林宣根8段・劉昌赫7段・兪建在7段・崔珪昞7段・李洪烈5段・黄焰2段・李英信初段などが、中国側からは侯樹棟選手団長と呉玉林6段などが4台のモニターを見守りながら検討に熱中。 眼鏡をかけた李7段“話題” 〇…李7段が眼鏡をかけ始めて話題。 これまで李7段が眼鏡をかけた姿は一度も公開(?)されたことがなかったが、この日午後2時からは眼鏡をかけて対局に臨み、見る者を驚かせた。 李7段は1975年生まれで数え年わずか21歳だが、1986年の入段以降、毎年数多くの公式・非公式対局で視力が急速に弱まったのである。 李7段の父である李在龍(イ・ジェヨン)氏によると、李7段は近年、年平均100局前後の公式対局のほか、朝から夜遅くまで碁の研究をするため、左右の視力が0.4、0.5とひどい弱視になったという。 ◇ロッテホテル3階トパーズルームに設けられた検討室。趙南哲9段、曹薫鉉9段など韓国棋士と中国側棋士が碁の内容を真剣に検討している。 【張鍾哲】 黒 李昌鎬7段-白 馬暁春9段 ◇第7期東洋証券杯決勝2局 (持ち時間各3時間・黒5目半コミ出し) <1~212手 完> (99=77、104=96)
1996-02-29 | 黃源甲
李、大石の捨て石作戦もコミ克服できず
本文はAIによる機械翻訳です。見出しは原文(韓国語)のまま表示しています。正確な内容は原文をご確認ください。






