1996-03-31 | 【鄭承亮】

今年上半期、就職の門が広がった

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今年上半期の就職シーズンが始まった。主要企業が採用計画を確定し、本格的な採用日程に入った。今年上半期の全体採用規模は、新規事業の競争、景気活性化への期待などから昨年よりやや多くなるとみられる。上半期の全体採用人員の半分程度を占めるいわゆる「ビッグ4」グループをみると、三星が採用人員を昨年より900人余り、大宇は800人余り減らした。しかしLGは200人余り増やし、現代は採用規模の決定を総選挙以降に先送りしているが、例年水準は維持するとみられる。起亜、東亜、斗山、漢拏、韓宝、真露グループと中堅企業は採用規模を概して増やしている。一方、双龍、錦湖、漢拏、太平洋などは減らす計画だ。【ソウル経済新聞・リクルート共同企画】 今年現れる傾向の一つとして欠かせないのが、昨年から現れた新採用制度が本格的な定着段階に入るということだ。選考手続きは全般的に書類-面接の形態が固まり、筆記試験を実施する企業が大きく減少した。上半期に筆記試験を行う企業は多くなかったが、今年はこうした傾向がさらに広がっている。筆記試験は錦湖(TOEICと漢字)、太平洋(英語・論述・常識試験)など数えるほどだ。筆記の代わりに適性検査を強化し、TOEICの成績表を提出させたり、面接の比重を高めている。「募集要項に明記しなくても志望者の70%以上がTOEIC成績表を提出する」という人事担当者の言葉のように、いまやTOEIC成績表は就職準備生の必須準備物に変わっている。企業でもTOEIC成績表の提出者に加点を与える。 面接は学生の学業実力が平準化の傾向を見せる中、最近は合否の最大変数として浮上した。2回の面接は基本であり、ブラインド面接、集団合宿面接、多次元面接、プレゼンテーション面接など多様な手法が導入されている。昨年下半期から現れた献血、社会奉仕活動などが面接時にプラス要因として作用することも変化の一つ。筆記試験は適性検査に代替されている。適性検査は新筆記試験と呼ばれ、急速に広がっている。今年もサムスン、LG、鮮京、Kia、双龍など30大グループの半分程度がこれを実施する予定だ。 このほか、応募制限年齢は男性の場合ほとんどが68年、女性の場合は71年以降であり、総選挙で採用時期がやや遅れたことも今年上半期の採用市場の特徴だ。 主要グループ別の採用計画と選考要領は次の通りだ。 ▲三星グループ=4月中旬に採用に入る。三星は全体人員は減らす代わりに、自動車部門などの経験者採用に力を注いでいる。選考手続きは三星職務適性検査-2次面接-身体検査で昨年と同じだ。 ▲現代グループ=採用人員と日程を確定していない。ただ選考手続きは昨年と同じ書類-2次面接-身体検査の順。1次面接は課長・次長などの実務者面接で、2次面接は役員面接だ。入社願書の簡素化案も検討中だ。 ▲LGグループ=昨年、総売上高50兆ウォンを達成し、創業以来最大の経営成果を収めたことで採用人員も200人余り増やした。PCS(個人携帯通信)など情報通信分野の採用を拡大する方針だ。 ▲大宇グループ=下半期の公募採用をなくし上半期のインターン社員のみを採用してきたが、昨年から下半期の公募採用を復活させた。今年上半期の採用はインターン社員と正式社員を並行する計画とされる。面接は2回行い、国際化感覚、国内外の団体活動、専攻知識、課題解決およびPC活用能力などに評価の重点を置く方針だ。 ▲鮮京グループ=採用人員を確定していないが、昨年の水準を維持する計画。マルチメディア、環境、生命工学部門の人材に比重を置く方針だ。鮮京は言語能力評価をTOEICではなくG-TELPで行うのが特徴だ。 ▲双龍グループ=昨年と同様に400人余りを系列会社別の選考を通じて採用する。双龍洋灰の場合、退役予定の将校に限って応募資格を与えているのが目を引く。 ▲韓進グループ=系列会社別に採用する。筆記試験があり、客室乗務員を除く一般職の全志望者に英語と総合職能評価試験を行う。大韓航空は客室乗務員の採用時に常時採用制を導入しているが、今年上半期は定期公募採用を通じても選抜する。 ▲起亜グループ=電子、特殊鋼部門の人材確保に比重を置いている。今年から適性検査である起亜職務能力検査制を導入、適用する。 ▲ロッテグループ=昨年より30人程度増やす方針。推薦と公募採用を並行する。2次面接を実施し、外国語インタビューに比重を置く予定だ。系列の大興企画はインターン社員を募集し、ロッテグループテレコムを設立することにして情報通信分野の採用を拡大する方針だ。 ▲ハンファグループ=創業以来最大の経営革新および全社改革運動に乗り出している。したがって2回にわたって行われる面接選考では、現実に安住せず積極的な姿勢を備えた人材に高い点数を与える計画だ。 ▲その他=斗山は昨年と同様に女子大生の採用比率を20%割り当てており、イーランドは27日から4月12日までの日程で願書交付に入った。東洋、漢拏、暁星、東亜グループはグループ公募採用ではなく各系列会社別に公募採用に乗り出す。Tongyangは一部系列会社のみ採用する。面接方法は各社ごとに異なる。東亜は上半期の定期公募採用は実施せず、系列会社別に月別に区分して採用する方針だ。漢拏と暁星は系列会社別に進め方は若干異なるが、選考手続きは似ている。 コーロン・グループ、浦項製鉄、味元、高合、宇成、三美、三養、極東、建永、世豊グループなどは今年上半期の採用計画がない。 ◇4月は採用公告とともに企業が本格的に大卒者の採用に乗り出す。就職準備生は必ず受験でなくても採用行事会場を訪ね、企業の採用選考の変化やそれに伴う対応方法などを事前に点検してみることが就職戦で生き残る秘訣の一つだ。昨年開かれた採用博覧会。