1996-12-31

「アジアの冷延鉄鋼メーカー、2000年に原料不足」/日本鉄源協会が資料公表

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アジア地域の鉄鋼メーカーが2000年ごろ深刻な原料不足に直面するとの見通しが示された。特にアジアの冷延鉄鋼メーカーが大規模な電気炉増設競争を繰り広げている中、電気炉の主原料である鉄スクラップの供給不足が深刻化し、関連企業の経営難を招くと懸念されている。30日に業界が入手した日本鉄源協会の「アジア地域の2000年鉄源需給展望」資料によると、アジア地域の2000年の冷延製品用鉄源需要は1億1400万トンに達するが、供給量は9000万トンにとどまり、2400万トンが不足すると分析された。 鉄スクラップの場合、供給不足量が1700万トンに達し、電気炉メーカーが原料を確保するのに相当な困難を経験すると予測された。鉄スクラップは1995年現在、需要6400万トンに対し供給が5400万トンで1000万トンの供給不足となっているが、2000年には需要8800万トンに供給7100万トンで、供給不足が1700万トンへと深刻化する見通しだ。 日本鉄源協会は、2000年のアジア9カ国の電気炉鋼生産が1995年より2800万トン増の7900万トンに達すると予想され、粗鋼全体に占める比率も29%から35%へ大きく高まると予測した。 特に韓国や中国などの電気炉生産能力が大きく増え、韓国の場合は電気炉鋼の生産比率が1995年の29%から2000年には50%に、中国は21%から25%に、インドは15%から21%にそれぞれ拡大すると見られる。日本鉄源協会は、韓国と中国などはそれぞれ300万トン以上の鉄源供給不足になると展望した。 協会はしかし、日本の場合は2000年に計500万トン(鉄スクラップ300万トン)の鉄源供給過剰が発生し、アジア地域に対する主要供給源の役割を果たすと明らかにした。

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