1997-02-28

韓国の景気浮揚策は不適切/IMF評価報告書

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◎ウォン相場は追加上昇の可能性大国際通貨基金(IMF)は韓国政府に対し、物価安定と国際収支赤字の縮小など経済安定基調を維持することが重要だとし、現段階で景気浮揚策を用いることは適切でないと勧告した。またウォンの為替相場は米国、日本など主要貿易国との物価水準などを考慮すると、対ドル相場のさらなる上昇の可能性が大きいと見通した。 IMFは27日、韓国の今年のマクロ経済政策に関する評価報告書でこのように明らかにした。IMF代表団は1月28日から31日まで韓国を訪問し、財政経済院および韓国銀行の関係者と韓国のマクロ経済動向および今年の経済政策の方向について協議を行い、この評価報告書を作成した。 IMFは、韓国が今年の国内総生産(GDP)基準の成長率を潜在成長率より低い6%前後と見通した点を肯定的に評価した。 IMFは、昨年と同じ物価上昇率の抑制目標(4.5%)は成長率が鈍化することを考慮すると高い水準だとし、物価をさらに引き下げるよう努力すべきだと述べた。 IMFはまた、今年の経常収支見通しを昨年の237億ドルに比べ大幅に減った140億〜160億ドルと設定した内容は、成長率などを考慮すると過度に楽観的だと指摘し、経常収支赤字を漸進的に縮小することが望ましいと勧告した。 IMFは、現状で韓国政府が設備投資への支援を拡大し通貨供給を増やすなど景気浮揚策を用いた場合、物価に負担を与え、経常収支赤字幅を拡大させる副作用が懸念されると指摘した。 IMFはウォン相場については、日本円など主要貿易相手国の通貨価値および物価水準などを考慮した実質実効為替相場を勘案すると、ウォン相場がさらに上昇(通貨切り下げ)する余地があると分析した。

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