今年2月中旬、わが国の農水産物を輸出するため日本の名古屋を訪れた。 こうしたセールスは毎年2回ほど行ってきたものだが、今回のセールスではこれまでと比べ、明らかに異なる雰囲気を感じることができた。 輸出商談会に参加した日本のバイヤーの数は以前よりはるかに多く、慶尚南道の農水産物を輸入するためバイヤー間で激しい競争が繰り広げられているのを目にした。 わが地域で生産された「パプリカ」(色付きのピーマン)のような農水産物は、オランダや豪州で生産されたものより品質面で格段に優れていると評価し、自社に独占的に供給してもらえるよう当方にロビー活動を行う事例もあった。 この日1日のセールスを通じ、その場で8500万ドルのわが農水産物を日本に輸出する契約を締結した。 実に喜ばしい光景であった。1994年に初めて日本でセールスを行った当時は「韓国の農民は信用がない。品質が信じられない」として門前払いしていた彼らであったため、この日の雰囲気は隔世の感を抱かせた。 実際、慶尚南道は過去3年間、世界最大の農水産物輸入国である日本を狙い、農水産物輸出産業の拡大政策を強力に推進してきた。 高品質の農産物を生産する先端工場ともいえる100カ所の輸出農団を建設し、慶南貿易を設立して農漁民の貿易業務を代行した。 こうした努力の結果、1994年に8000万ドル程度だった輸出が毎年25%以上増加し、昨年は実に2億500万ドルの農水産物を輸出したのである。 今年は水産物を含め5億2000万ドル分の農水産物を輸出する計画だ。今後5年内に10億ドル、10年内に20億ドル分の農水産物を輸出するという野心的な目標を立てている。 最近のように1ドルが惜しいわが国の現実において、外貨獲得率が60%にも達する農水産物輸出を通じて数億ドルの外貨を獲得する農漁民を見ると、真の愛国者だという思いがする。 近いうちに日本の朝の食卓をわが慶尚南道の農水産物が占める日が必ず来るものと期待している。
1998-02-24 | 金爀珪
[ロータリー]金爀珪(慶尚南道知事)日本の食卓を占領せよ
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