1998-06-29 | 崔永定

[崔永定(チェ・ヨンジョン)のゴルフコラム] トイレもまともに使えないジュニア?

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『娘に中学2年からゴルフをさせた。今は高校2年だが、技量の向上が遅い。ジュニア大会でトップ5に一度も入れないのだから。多くの投資と精力を注ぎ込んだのに…。どうすればよいのか』 自身もゴルフが好きだという40代半ばの中小企業社長の顔には、悩みのしわがはっきりと浮かんでいた。大成の兆しが見えなければゴルフの修練をやめさせるべきだが、そうするにはこれまでの時間と莫大な投資(月平均200~300万ウォン)、血と汗のこもった熱意が惜しく、学業に専念させようとしてもすでに進度が同級生に大きく遅れており、進路選択に悩むジュニアと「ゴルフパパ」の数は、この地に意外に多いようだ。 ところが多くの「ゴルフパパ」たちの子どもをプロにする作戦は、ひたすら「スコア至上主義」に集中することで、さまざまな問題を生んでいる。 数年前の夏休み、京畿道のあるゴルフ場で行われた全国ジュニア大会で名誉役員を務め、表彰式まで見終えた後にクラブハウスのトイレに寄ったときのことである。50代の清掃員のおばさんが、役員の徽章を胸につけた筆者を見ると、作業の手を止めてこう訴えるのだった。 『ゴルフをするという、裕福な家の子どもたちがトイレの水一つまともに流せず、めちゃくちゃに汚していくんですよ。子どもたちがどうしてあんなにたばこを吸うんですか。吸い殻をあちこちに散らかして…。注意してくださらないと。まったく…』 瞬間、私の頭がジーンと鳴った。そして『問題児はいない。問題の保護者がいるだけだ』という誰かの言葉が思い浮かんだ。 昨年、米ニューヨークにある一つの医療院で恐ろしい事実が発表された。タイガー・ウッズの出現により、これまでゴルフに興味のなかった黒人の子どもたちまでゴルフに手をつけたことまでは良い現象と受け止められた。しかし彼らがゴルフクラブを喧嘩の道具に使ったことで、ウッズのマスターズ制覇後6カ月間に6~9歳の黒人の子どもたちが相次いで治療を受けたという、とんでもない副作用が出たのである。 我々の「ゴルフパパ」たちも、子どもにゴルフではスイングやスコアよりもっと重要なマナー、品格などが存在するという事実を、まず教えるべきであるようだ。