退出対象の発表が目前に迫ったと伝えられる中、対象銀行の職員を中心に反発の動きが本格化している。退出対象と伝えられた一部の銀行職員は、すでに全職員がストライキを決議して本店に集結し、対応策を協議しており、金融監督委員会の発表が遅れても事実上正常営業が不可能な状態で、買収チームと銀行職員との衝突が予想される。 大同、東和、京畿、忠北、忠清など退出対象と目された銀行の職員は28日、労働組合を中心に非常対策委員会を構成し、買収チームが入ってきた場合の行動方針を協議するなど、本格的な反対闘争に突入した。 ○…大同銀行は組合員200人余りが買収チーム職員と警察の進入に対応するため本店建物の正門や駐車場など出入口を封鎖したうえで無期限の座り込みに突入し、この日はソウル支店を含め職員と家族が大邱本店に集結して対応策を協議した。組合員は「政府は一部の小規模銀行を犠牲にすることで、官治金融によって招かれた銀行不良化の責任を免れようとしている」とし、「退出銀行選定の基準を透明に公開し、雇用の安定を保障すべきだ」と主張した。 ○…東和銀行はこの日午前、株主である離郷民代表がタワーホテルで緊急会合を開き、東和銀行を生かすという意志を改めて表明した。離郷民代表は続いて汝矣島の金融監督委員会を訪れ、尹源培(ユン・ウォンベ)副委員長と面談し、東和銀行を退出させれば統一に向けた離郷民の念願が挫折すると訴え、東和銀行を退出対象から除外するよう求めた。 ○…一方、土壇場まで自分たちが退出銀行に決まった事実を知らなかった忠清銀行は「後頭部を殴られた」と茫然自失。28日昼まで忠北銀行が退出し忠清銀行は生き残ると伝えられていたが、いざ蓋が開くと両行の悲喜が交錯。 気をもみながら金融監督委員会の決定を待っていた忠北銀行は、退出対象から除外されたとの知らせが伝わると、休日であるこの日の遅くから預金誘致の街頭キャンペーンを繰り広げたりも。忠清銀行は地域企業のK建設と国会議員を動員したロビー戦を展開し、当初は「心配するな」との言質を得ていたが、一部野党議員がロビーの中心的役割を担った点が知られ、逆効果を招いたという後日談。 ○…退出対象銀行と予想されている京畿銀行は28日、本店と190余りの店舗の職員の相当数が出勤し、万一の事態に備えた。 本店の相当数の職員はすでに事務室の整理をし、私物をまとめて自宅に持ち帰るなど、退出を大勢として受け入れる雰囲気も色濃かった。 支店の分会長190人余りはこの日午後1時30分ごろ、仁川市南洞区九月洞の本店労組事務室に集まり、退出に関連した対応策を用意した。 労組の幹部の一人は「もし退出対象銀行に決まるなら、これは根本的な金融産業構造調整ではなく国際通貨基金(IMF)に見せるためのジェスチャーにすぎず、したがって他の退出対象銀行とともに共同非常対策委を構成し、強力に対抗していく」と話した。 ○…Korean National Police Agencyは退出銀行の発表に備え、退出銀行の本店と各支店に警備兵力を配置するための準備を完了。 警察は退出銀行の本店には1個中隊の兵力を、各支店には1個小隊を配置することを決定。警察の関係者は「退出銀行の発表時に懸念される組合員や預金者による業務妨害の可能性に備え、金融監督委員会の要請があれば直ちに兵力を配置する」と説明。 【政経・社会部】
[写真] 金監委、厳重な警備 28日午前、不良銀行の整理に関連した不測の事態に備え、警察が金融監督委員会の建物前で厳重な警備を行う中、李憲宰(イ・ホンジェ)金監委委員長がどこかへ向かうため乗用車を待っている。【李鍾哲(イ・ジョンチョル)記者】






