1998-10-31

韓国の専門家、北朝鮮の石油埋蔵可能性に懐疑的

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「北朝鮮で生産された石油をパイプラインを通じて国内に搬入することにした」という鄭周永(チョン・ジュヨン)現代名誉会長の発表について、国内の石油専門家は一様に北朝鮮内の石油埋蔵の可能性に懐疑的な反応を示した。

韓国石油開発公社は31日、「現在までに北朝鮮で経済性のある規模の石油が発見されたという情報はなく、北朝鮮側に継続して資料提供を要請してきたが応じていない」と明らかにした。

特に昨年10月に北朝鮮が日本の東京で開催した「朝鮮油田説明会」に出席した李明憲(イ・ミョンホン)石油開発公社石油開発本部新規事業チーム次長は、「当時、北朝鮮側が配布した英文報告書は、85年に西韓湾(南浦沖)で1日可採量450バレル規模の石油が発見されたという内容がすべてだった」と確認した。

石油専門家は、1日450バレルの産油量は、韓国地域で1日に消費する石油量が約200万バレルに達する点を考慮すればきわめて微々たる量で、「石油が生産される」とは言えない水準だと評価している。

李次長は「北朝鮮地域も韓国地域と同様に西海と東海に大陸棚があるため探査を続けてきたとは知られており、油徴も何度か発見したとされているが、生産に足る石油は見つけられなかったとみられる」と述べた。

同氏は特に「世界のどの地域であれ石油が発見されれば世界的な石油探査企業に捕捉されざるをえないが、いまだに北朝鮮で石油が発見されたという知らせはなく、しかもこれら企業も80年代以降、大部分が北朝鮮から撤退した」と伝えた。

一方、大韓貿易投資振興公社(KOTRA)も、昨年、北朝鮮側が西側メディアに対し南浦沖一帯に50億〜430億バレル規模の原油が埋蔵されている可能性が大きいと発表したが、いまだに確認されていないと伝えた。

北朝鮮は特に昨年6月には南浦沖の「406号」掘削孔で1日450バレルの原油を試験生産することに成功したと紹介し、今年2月には北朝鮮が新義州沖で油田を開発中で、採掘権を台湾に売却する案を推進中だという情報もあったが、いずれも確認されていない。

このほか現在、北朝鮮沿岸ではスウェーデンのタウルス社とオーストラリアのビーチ・ペトロリアム社など2社の外国企業が石油探査作業を進めているが、明確な成果は得られていないとされている。

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