1999-10-31

[名士のGOLF拝見] キム・ミヒョンの10番アイアンは「インターネット」

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彼女が米国生活を送るなかで最初に用意したのは小型デジタルカムコーダーだ。このカムコーダーは練習場の打席の向かい側に固定設置され、スイング練習の場面を撮り続ける。練習が終わると、スイング場面が収められたテープは動画ファイルに変換された後、母国オーストラリアにいる師に送信される。しばらくするとオーストラリアでは、下半身が麻痺した初老の師が車椅子に座り、弟子が送ってきたスイング練習のファイルをチェックし、E-メールでスタンスとスイングフォームについての指摘を送ってくれる。 まるでSF映画、あるいは遠い未来にでもありそうなこの場面は、今実際に起きていることである。 このインターネットレッスンの主人公は、1995年にオーストラリアから米国に渡り、手首が折れた状態でLPGAのプロテストを通過した後、デビュー初年度に新人王を獲得し、現在はアニカ・ソレンスタムと世界女子ゴルフの二大山脈をなすカリー・ウェブだ。 ウェブはPCという文明の利器と「ネットワークの力」のおかげで、場所に縛られることなく「8歳の時から生涯の師として仰いでいるキャルビン・ホラー」からスイング矯正を受けながら、遠征試合に参加しているのである。 時間的・空間的な差はもちろん、不意の事故によるコーチの下半身麻痺も、師弟間の遠距離通信教育に大きな障害とはならないのだ。 最近ハンビョルテレコムは金美賢(キム・ミヒョン)選手にインターネットのセットトップボックスを贈った。TVでインターネットサービスを利用できるようにするこの機器で、金美賢選手は孤独な異国生活に力を与えるファンレターも受け取れるようになり、スポンサーやマネジメント会社とリアルタイムのオンライン対話まで交わせるようになった。 何より関連サイトのサーフィンを通じて次の試合が開かれる地域の天気など現地情報を得たり、競技場のコース図を見て事前にマインドコントロールをすることもできるので、カリー・ウェブほどではなくともインターネットを競技力に活用できるようになったわけだ。 わずか1~2年前までは、ノートパソコンを持ち歩くサッカー代表チーム監督が大きな話題になったが、今やコンピューターは単純な資料整理の道具ではなく、競技力を高めるうえで決定的な役割を果たし得るもう一つの武器になりつつある。 アマチュアゴルファーも他人事だと思わず、コンピューターを使って自分の好きな選手が参加する大会のコースを一度見て回り、今週末のラウンドの際には天気はどうか、それに合った服装はどんなものかも一度チェックしてみよう。

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