2001-07-31

「規模が大きいほど勝つ」を立証

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■銀行合併の後1980年代、日本経済が空前の好況を謳歌した際に「小さいことは美しい」という名句が生まれた。しかし90年代に入り、米国経済が長期好況を続ける中で生まれた言葉は「大きいことが有利だ」というものだった。この言葉は金融機関の買収・合併(M&A)に適用され、その結果が最近表れている。 クレジットカード部門で先頭を走る5行は95年に40%の市場シェアを占めていたが、最近は62%までシェアを拡大した。消費者のブランド認知度と巨大銀行への信頼度を基に、小さな業者の市場を食い込んでいるからである。 この論理は企業向け融資で明確に表れている。90年代初めまではシティグループ、JPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカ、クレディ・スイス、ドイツ銀行など5大銀行の企業融資部門シェアは26%に過ぎなかったが、最近は61%まで上昇した。 投資銀行部門の領域も変わりつつある。商業銀行と投資銀行の合併ケースであるシティグループの市場席巻が際立っている。シティグループのソロモン・スミスバーニーは昨年、ニューヨーク・ウォール街の有価証券発行市場で9.6%のシェアを確保し5位にとどまったが、今年は17.6%で1位に立った。 昨年1位だったゴールドマン・サックスのシェアは18%から15.1%に落ち、2位だったCSFBは14.4%から10.1%に下落した。これは商業銀行が投資銀行の領域に参入する中で、投資銀行の領域が狭まっていることを意味する。

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