2001-12-31

[ユーロ全面通用] 米・日の反応

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ドルは当面の負担を「牽制」-円に押し出されるか「焦燥」最近の米国のドルは、10年来最悪の経済状況、続く連邦準備制度理事会(FRB)の金利引き下げ、そして9.11テロの大惨事にもかかわらず強含みを見せている。世界の基軸通貨として遜色のない姿を示しているわけだ。 一方、日本の円は悪化した経済ファンダメンタルズを反映し、連日下落傾向を示しており、ユーロも1999年の発足当時に比べ通貨価値が大きく下落した状態である。 しかしユーロの全面流通は、こうした通貨価値の構図に少なからぬ変化をもたらすと展望されている。ユーロに対する需要が増え、使用範囲も拡大することで、通貨価値の上昇はもちろん影響力の拡大も予想されるためである。 これに関連し、FRBのアラン・グリーンスパン議長は最近「ユーロが世界の基軸通貨として定着した点は否定できない。 しかし米国経済の低迷にもかかわらずユーロの価値が下落しているのは、資金が欧州から抜け出して米国に入ってくるためだ」と述べ、ユーロランドの心情を微妙に刺激する発言をした。市場では、こうしたグリーンスパン議長の言及はユーロの勢いをそぐためのものではないかとの分析も出ている。 ◇ ユーロを牽制する米国 ユーロの全面流通は、当面米国にとって少なからぬ負担になるとみられる。欧州連合の大部分が単一通貨を使用する巨大経済圏に再編されることで、世界経済の主導権をめぐる米国とユーロ圏の競合がさらに激化しうるためである。 またユーロの流通拡大は、直ちに貿易および金融取引におけるドルの比重縮小を伴いうる。 特に米国が懸念しているのは、ユーロによる自国通貨および経済の撹乱の可能性である。これに関連し、ユーロが発足するまでドルを代替する通貨は円程度であった。 しかし日本の長期不況は円の不安定をもたらし、これは米国経済とドルの安定にも否定的な影響を与えた。 米国はユーロが円と競争し、それが三脚のようにドルを支える形を望んでいる。すなわちユーロが強くなるよりも、円と肩を組み、ドルはその上に君臨する世界超一流の基軸通貨となることを願っているのである。 こうしたシナリオを前提にすれば、米国としてはユーロの全面流通による影響力の拡大はあまり歓迎できないものである。 ◇ 焦る日本 日本は、ユーロがドルとともに世界二大基軸通貨として定着していくことに対して焦燥感を隠せずにいる。日本はすでに1997年のアジア経済危機前後に円の国際化の旗を掲げた。 その後、アジア通貨基金(AMF)の設置や自由貿易地帯の創設などを急いだが、AMFは米国の反対とともに中国の牽制で実現できず、自由貿易協定は脆弱な農業基盤など日本自らが抱える問題点により、シンガポールと締結する程度にとどまっている。 1999年にユーロが誕生した直後、小渕恵三・当時の日本首相は「円もドルおよびユーロとともに世界の基軸通貨の一角を担うことになるだろう」と明らかにした。 しかしその後、円の国際化はそれ以上の進展を見せていない。日本企業ですら円建て取引には消極的である。 専門家らは、日本政府が円の国際化を叫びながらも、ドルへの依存体質から依然として脱していないと指摘している。 6月、日本の財務省傘下の研究グループ「円の国際化推進委員会」は、円が世界の基軸通貨としての信頼を獲得するためには、日本の経済・金融システムが健全であることを示すと同時に、大胆な市場開放を急がなければならないと主張し、注目を集めた。 ハン・ウンシク記者

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