2002-05-31 | 한운식

金、かつての栄光が復活する

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テロ・世界経済不安などの影響で「安全資産」として脚光を浴び、金がかつての華やかな栄光を取り戻しつつある。 最近、国際金価格は上昇を重ね、1オンス当たり330ドル台に迫るなど価格が跳ね上がり、取引も活発化して、最も安全な投資先としての地位を取り戻しつつあるのである。 1980年代初めまでは、金は工業用および貴金属用などの需要のほかに、金融商品としても独歩的な存在であった。インフレと国際情勢の不安に備える最も確実な投資手段であったわけである。 しかし、この時期を境に国際情勢が安定したうえ、国際金融市場で高収益を保証する多様な投資手段が登場したことにより、金は次第にその地位を失っていった。実際、1999年8月に金価格は、80年代初めの価格の3分の1にも満たない1オンス当たり250ドル台まで下落していた。 このように長い年月にわたり冷遇されてきた金が、最近、安全資産の典型として再び浮上している。まず直接的な要因は、9.11テロと中東情勢に伴う国際政治・経済の不安、そして日本の預金保護上限制度である。 不安な政治・経済状況の中で、相対的に金が価値貯蔵手段としての往時の地位を回復しているのである。ドル安、国際金利の引き下げも欠かせない要因である。結局、「金の匂い」に極度に敏感な投資家が、今や債券やドルの代わりに金を追い回している。 今、市場で最大の関心は、金価格の上昇余力が果たしてどの程度かという問題に移りつつある。大多数の専門家は、金価格が当面上昇を重ねるとの見通しを示している。 彼らは「先物市場など金融市場で投資家の金への関心が高まっており、早ければ数カ月内に金価格が400ドル台に達するだろう」と観測した。 こうした金融市場での金需要のほかに、実物面でも需給不安が高まっている。90年代後半に金価格が暴落すると、金鉱企業は採算が合わず、相当数の金鉱を閉鎖するに至り、これにより最近の実物需要に応じられなくなっているという。 もちろん、最近の金価格上昇を一時的な要因と見る意見もあるが、それほど大きな説得力は得ていない状況である。 結局、過去20年間の長い冬眠から目覚めた金の上昇ラリーが続き、かつての栄光を一部なりとも取り戻すと業界は期待している。 ハン・ウンシク記者

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