胃がん・胃潰瘍など悪性胃腸疾患の原因と指摘されるヘリコバクター・ピロリ菌の感染有無をリアルタイムで診断できる技術が国内で開発された。 慶北大電子電気工学部の李徳東(イ・ドクトン)教授チームは、知能型マイクロシステム開発事業団(団長・朴鍾五〈パク・ジョンオ〉)の支援を受け、ヘリコバクター・ピロリ菌が放出するアンモニアガスを探知することでこの菌の感染有無を診断できる高感度の匂い探知用素子を開発したと明らかにした。
李教授チームが開発した匂い探知用素子は1.0×1.0×0.2mmの大きさで、胃内視鏡のコードに挿入・装着できる。この製品は現在臨床試験を経ており、これまで20人を対象にテストが進められた。
李教授は「今回の探知素子は、ヘリコバクターが胃壁から出る胃酸から自らを保護するためにアンモニアガスを放出する点に着目して開発した」とし、「内視鏡のコードに取り付けて人の胃腸に挿入すれば、ヘリコバクター菌が放出するアンモニアガスを1分以内に識別するのはもちろん、アンモニアガスの密度を測定し、菌の生息程度まで把握できる」と説明した。
これまでヘリコバクター・ピロリ菌の感染有無を検査するためには、胃腸から試料を採取して試薬キットを使用したり、呼気を通じて分析する方法などが使われてきたが、費用が高く時間もかかり、菌の生息程度までは把握できない短所があった。






