2003-12-31 | 조영주

[新成長エンジンを探せ] ポスコ

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ポスコは「成長」と「信頼」を2004年経営のモットーに定めた。第2の神話をつくるとの方針を掲げたポスコは今年、中国をはじめとする東南アジア進出に力を注ぎ、FineX Co., Ltd(FINEX)工法など最先端の技術力を確保する年にする計画である。 これとともに、取締役会中心の経営を通じて国内企業の支配構造の新たな地平を開く一方、倫理経営と社会貢献活動も根付かせることに力を注ぐことにした。

◇第2の成長に乗り出す=今年のポスコのキーワードは「成長」である。ポスコは1992年の光陽製鉄所竣工から10年余りが過ぎたが、初期の急成長に比べれば停滞した状態だった。この期間、ポスコは内実を固め、堅固な収益構造をつくることができた。

イ・グテクポスコ会長は昨年の就任とともに「新たな飛躍のため、今は成長に注力すべき時期だ」と強調した。

これに伴いポスコは、これまで着実に準備してきた中国進出事業をはじめ、海外市場攻略を本格化している。特に中国はポスコが最も心血を注いできた市場である。過去10年間、中国との共同成長戦略を前面に掲げて基盤を広げてきたのに続き、昨年11月には中国事業を統括する持株会社「ポスコチャイナ」を設立し、新たな転機を整えた。

中国では自動車用鋼板、API材など高付加価値の戦略製品に対する販売基盤を確固たるものにし、中国投資法人の収益金と現地調達資金で投資する現地化戦略を推進する。

張家港浦項不銹鋼に総額7億7,000万ドルを投資し、ステンレス熱延工場を建設する計画であり、東北地域の老朽工業団地再開発事業と西部内陸地域の開発プロジェクトにも参加することにした。

ポスコはこれまで張家港、大連、順徳などで合弁事業を推進し、16の生産・加工法人に8億3,000万ドルを投資しており、2006年までの累計投資額は22億1,100万ドルに増える見通しである。

ポスコはまた、インド、タイ、ベトナムなどへの投資を拡大するため現地市場調査を進めており、今年の調査結果を踏まえて進出戦略を策定する計画である。

◇6大戦略課題に集中投資=ポスコは最近、4大高付加価値製品を含む6大戦略課題を選定した。ポスコの4大戦略製品は自動車用鋼板、API鋼材、STS400系、電磁鋼板などであり、ここにFineX Co., Ltd工程の商用化技術と次世代構造用鋼の製造技術が加わって6大戦略課題ができた。

ポスコは2007年までに6大戦略課題部門で世界最高水準の技術力を達成し、今後5年内に大量生産体制を整える予定である。これに伴いポスコは、2007年の4大戦略製品の販売量を、自動車用鋼板は450万トン、API鋼材は100万トン、ステンレス400系製品は30万トン、電磁鋼板は70万トンの水準に増やしていくことにした。

このため、6大戦略課題に対する研究開発費の比重を2002年の24%から昨年は42%に引き上げるなど、投資を集中している。また技術専門性を高めるため自動車鋼材加工研究センターを完工し、昨年3月にはTWB事業を完工するなど、製品の利用技術を顧客企業に支援している。

昨年は浦項製鉄所でステンレス400系の設備能力増強を完了し、光陽製鉄所の第3熱延工場を自動車用鋼板の専門工場に育成するための投資を進めている。

このほか、新日鉄、コーラス、ザルツギッターなど海外鉄鋼会社との技術協力を強化し、ベスレヘム・スチールなどとの研究も拡大することにした。

◇持続可能な成長戦略を稼働=ポスコの成長戦略は成長一辺倒ではなく、信頼される企業の姿を強化する戦略と同時に推進される。こうした努力は倫理経営と支配構造の改善、社会貢献活動など多様な方面に現れている。

昨年6月に倫理規範を宣布し、倫理点数を人事考課に反映するなど、クリーンな企業づくりを強力に追求している。昨年の秋夕には大企業としては初めて贈答品返送センターを運営し、最高経営陣が自ら乗り出して倫理経営の実践意志を示した。

社外取締役の比重を高めるなど、民営化以降、韓国企業を代表しうる支配構造をつくり上げており、着実な経営革新活動で主要大企業のベンチマーキング対象となっている。

経営革新運動であるシックスシグマは、経営の質的水準を一段引き上げたとの評価を受けている。2002年5月に第1次ウエーブを開始して以降、3回のウエーブを進め、計995課題を遂行した。

ポスコのこうした努力は海外でより高く評価されている。昨年3月にはフォーチュン誌から「世界で最も尊敬される鉄鋼企業」に選ばれ、4月にはフォーブスが選ぶ「鉄鋼部門最優秀企業」に5年連続で名を連ね話題となった。続く9月にはアジアマネーから「素材産業部門の支配構造最優秀企業」に選定された。

[中国進出戦略]ポスコチャイナ 徹底した現地化で来年の成長に勝負

ポスコが最も関心を注いでいる市場は、まさに中国である。

中国への投資を本格的に進め始めたことで、中国はポスコが「第2の神話」を創造できるかを決する市場となった。

ポスコが中国で生産する製品は、冷延コイルの委託加工から始まり、現在はステンレス冷延コイル、電磁鋼板、カラー鋼板、亜鉛めっき鋼板、自動車用鋼板などへと増えた。

ポスコの現地進出は量的にはもちろん質的にも目を見張る成長を示している。ポスコが現地で成功した企業と認識されているのも、こうした質的成長が裏付けとなっているためである。

◇中国が最大の勝負処=ポスコが昨年11月、中国の持株会社であるポスコチャイナを設立し、中国事業は新たな転機を迎えている。

ポスコチャイナの設立は、イ・グテク会長が強調してきた「成長」の代表的な事例に挙げられる。中国現地の法と制度に適合した持株会社を設立し、中国政府の政策や国内外の鉄鋼会社の戦略など経営環境の変化に迅速に対応できるようになった。

キム・ドンジンポスコチャイナ総経理は「中国内に投資した法人に対する総合支援と資源の効率的な配分などシナジー効果を大幅に高める」とし、「先進技術と管理手法を伝播して競争力を高めていく」と述べた。

ポスコは中国で高付加価値製品により現地鉄鋼メーカーと差別化する戦略を展開する計画である。屋根材や家電、自動車用に多く使われる亜鉛めっき鋼板、電気設備に使われる電磁鋼板、金属家具などに使われるカラー鋼板、高級建築外装材や食器類などに使用されるステンレス冷延鋼板などの生産を拡大するのも、こうした戦略のためである。

中国の粗鋼生産量は昨年1億8,200万トンで全世界の20%、アジアの半分を占め、鉄鋼消費量は2億1,100万トンで世界消費量の4分の1を超える。ポスコが中国で成功しなければ世界最高の鉄鋼メーカーの座を守るのは難しいというのがポスコの判断である。

◇ポスコ精神で勝負=ポスコの鉄鋼神話は中国で「ポスコ精神」として再び復活している。経営システムはもちろん、現場労働者の精神までポスコ式に改造しているためである。

「会社は中国化、社員はポスコ化」という言葉は、徹底した現地化戦略を示す代表的なスローガンとなった。

ポスコは進出初期から労働者に「会社の主人はまさにあなただ」という精神教育を通じて、現地人材が生産性を最大化できる動機を継続的に植え付けてきた。

これとともに、現地の産業発展に寄与する製品を生産して中国人に「中国の発展に寄与する企業」と認識させ、収益の一定部分を現地社会に拠出して社会発展にも寄与する企業として刻まれている。

また、中国で発生する収益は現地に再投資することを基本原則とし、ポスコチャイナを中心に体系的な投資戦略をつくっているのも現地化戦略の一環である。

ポスコが他の競合他社とは異なり中国に直接投資する方式を通じて現地の人々の信頼を積み上げたことも、大きな土台となっている。

ポスコは今後、現地会社の代表を現地の人材に委ねる方針であり、中国の鉄鋼産業と共に発展できるよう技術開発などにも惜しみなく投資する計画である。

[イ・グテク会長の経営計画]「当面は鉄鋼事業に集中、1位の座を確固たるものに」

イ・グテクポスコ会長は今年の経営計画について、ためらいなく「成長しなければならない」と口を開く。

これまで十分に縮こまっていたため、今は成長に乗り出す時期になったとの判断からだ。企業も人間と同じく成長が止まる瞬間に老化が始まり、それは人事の停滞、昇進の停滞、ビジョンの不在という問題につながるという。

イ会長は成長の方向について「鉄鋼専業型がよい」と説明する。当面は鉄鋼に集中して鉄鋼1位の座を確固たるものにすることが最も急がれるためである。

1992年に新世紀通信に投資したが結局失敗したのは、合弁経営の難しさ、企業文化の異質性などが主な原因だった。このためイ会長は「他業種に進出するなら、1位企業を買収して専門経営者に委ねるのが望ましい」と語る。

イ会長は特に「海外進出の第一の対象を中国とみている」とし、「今後はリスクを最小化しながら綿密に投資する」と強調する。FineX Co., Ltdなど新工程の開発も事前準備の一環であり、来年上半期には中国進出計画を具体的に策定できるだろうとイ会長は付け加えた。

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