2004-06-30

有毒性廃棄物の海洋投棄疑惑

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埋立場設置に伴う各種苦情の解消を目的に、現在は無毒性廃棄物について海洋投棄を実施しているが、当局の管理・監督が不十分なため、該当する廃棄物業者が排出禁止物質までも大量に海洋投棄しているという疑惑が提起されている。

このため最近は海洋投棄作業中に作業員が有毒ガスで窒息死する事故が発生し、大型安全事故の危険が高いうえ、有毒性廃棄物の投棄による海洋汚染が深刻化する懸念さえ生じている。

30日、蔚山海洋警察および関連業界によると、地上埋立場の設置が各種苦情の発生や費用問題などで難しくなると、浚渫土や上下水汚泥など無毒性(有機性)廃棄物については、政府が指定した公海上で海洋投棄が実施されている。

現行の海洋投棄廃棄物は、排出前に事前審査と許可を経て海洋投棄対象かどうかの検査を受けなければならないなど厳格な規制が適用されるが、実際の搬出時と海洋投棄時には何の制裁も受けないため、該当業者がこれを悪用する余地が大きいと指摘されている。

実際、22日午後、蔚山のU社所属の廃棄物運搬船が浦項市の東海沖の廃棄物排出海域で作業中、乗船員のソ某氏(44)、ハ某氏(44)の2人が有毒ガスで窒息死する事故が発生した。この事件を移送された蔚山海洋警察は、当時2人が畜産排水や生活排水などを海に投棄した後、タンクの清掃作業を行っていてガスで窒息したものと一応推定した。

ただ海洋警察は、畜産排水などの有機性廃棄物の場合は有毒ガスが発生しない点を踏まえ、タンク内に別の有毒性廃棄物を混ぜて排出していて事故が起きた可能性があるとみて捜査中だと明らかにした。

現在、蔚山地域にはU社以外にもS社、C社、J社など4カ所の廃棄物海洋投棄業者が計5隻の運搬船を稼働中で、釜山・蔚山・慶南地域から排出される海洋投棄対象廃棄物のほぼ90%を処理しており、こうした事故がいつでも再発する可能性が高い状況だ。

環境専門家らは「排出前の審査以外にも、搬出時、投棄時にも適正な廃棄物かどうか検査を受けるようにする制度改善が必要だ」と指摘した。

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