カナダは新たなアジア市場開拓のため、自動車業界の強い反対にもかかわらず、韓国との自由貿易交渉を再開する方針だとグローブ・アンド・メールが30日報じた。
ジム・ピーターソン国際通商相は同紙とのインタビューで、数週間内に交渉再開のための公式な方針が発表されるだろうと語った。
韓国との交渉は、世界的に急成長する地域を攻略しようとするカナダの市場拡大戦略の一つとして推進されている。
中国がアジアで最大の交易相手国とみられているが、韓国はアジア市場進出の「戦略的関門」(strategic gateway)として浮上しているというのだ。
通商専門家らは、韓国はアジアで自由貿易協定を締結するうえで最も柔軟かつ積極的な相手国であり、韓国との協定はカナダ企業がアジア地域で活動する前線基地の役割を果たしうると語った。
カナダは、米国が韓国と協定を結ぶ前に先に韓国との交渉を妥結させるため積極的に動いている。
ピーターソン相の言及は、過去6カ月以上関連業界と協議を経た後、初めて出た政府の公式な確認である。同相は大部分の産業分野で政府の計画を支持していると語った。
政府の公式発表は、7月初めにピーターソン相が中国で開かれる世界貿易機関(WTO)会合に出席するころに出るとみられる。
この交渉が成立すれば、2001年に中央アメリカ諸国と結んだ協定以来、3年6カ月ぶりに初めて両国間の通商協定が締結されることになる。
しかし、自動車業界と造船、畜産業界の反対も相当だ。
自動車業界は、韓国の非関税障壁がカナダ産自動車が韓国で売れる際の最大の障害要因だと警告しており、造船業界は世界最大である韓国の造船業界が政府の補助を受けており、公正な競争が難しいと主張している。
牛肉輸出業者らは、韓国が2003年にアルバータで狂牛病の牛が発見された後に輸入禁止措置を取ったことを挙げ、韓国が市場を再び開くまで交渉再開に反対すると明らかにした。
連邦政府当局者らは、両国間の交渉で業界の関心が反映されうると明らかにし、交渉が妥結するまでには2年程度の時間が必要であり、合意点に達するかはまだ確実ではないと語った。
最初の交渉テーブルは来月ソウルで設けられる見通しだと同紙は伝えた。
(トロント=聯合ニュース)朴相哲(パク・サンチョル)通信員






