今年の韓国経済は、雇用創出、内需の振興、持続的な輸出増大、庶民生活の安定が何よりも急がれる課題である。
韓国が先進国へ進むためにはこうした難しい課題を必ず解決しなければならず、またこうした困難を克服すべき主体は他でもなく企業である。
新年にわが企業は何よりも大胆な投資で経済を活性化させることに全力を注がなければならない。雇用を多くつくり、国民の暮らしが少しでも良くなるよう努めなければならない。また、透明経営、正道経営で企業のイメージを改善し、国民がわが企業を誇りに思い、韓国人としての自負心を持てるよう最善を尽くさなければならないだろう。
わが企業が世界の頂点に近づくほど、国際社会での競争はさらに激しくなっている。世界市場での優位確保だけでなく、国際社会で尊敬される企業市民としての地位も備えていくよう努力しなければならない。
最近の韓国経済は輸出が着実な成長傾向を見せる中、内需が回復し、次第に回復の兆しを見せている。
したがって、久しぶりに伸びを見せている景気回復の基調をより確実に固めるためには、政府・企業・労働者などすべての経済主体が力と知恵を集めるべき時だ。最も急がれる課題は、市場親和的な経営環境を整えることで経済の活力を取り戻すことである。そのためには企業活動の足を引っ張る各種規制を大胆に撤廃しなければならない。
企業に対する根拠のない不信と非難に基づく反企業情緒は一日も早く払拭されなければならず、政府政策の一貫性維持を通じて政策の信頼性と予測可能性を高めなければならない。特に今年は地方自治体選挙を控えており、経済が政治論理に流されないよう、ともに努力し警戒しなければならないだろう。
昨年は貿易規模が世界で12番目に5000億ドルを突破し、韓国の国民所得も2万ドル台への進入を展望できる転機が整えられた意義深い一年だった。前世紀を振り返れば、わが過去は実に起伏が多かった。20世紀中盤までも絶対的貧困を免れなかったが、20世紀後半に入って国民の粘りと熱意、そして貿易立国戦略を通じ、世界にその類例を見ない短期間で世界11位の経済大国、世界12位の貿易大国へと発展した。
今年は2004年に輸出2000億ドルを突破してから2年で輸出3000億ドルを超え、「貿易規模1兆ドル、国民所得3万ドル時代」への進入のための基礎を築く一年になるだろう。協会はDDA交渉に対する効果的な対応策を提示し、自由貿易協定(FTA)交渉で業界の利益を最大化できるよう努力する。
今年は労使関係の枠組みを大きく変化させ得る労働法改正が予定されており、年初から多くの葛藤と対立が予見される。政府と政界は今、産業現場が混乱と無秩序から抜け出せるよう、国際基準と普遍的慣行を総合的に勘案し、労使関係先進化方策を早急に整えなければならない。
特に事業場内の複数労組に伴う交渉窓口の一本化、労組専従者への賃金支給の例外なき禁止、必須公益事業の範囲拡大、代替労働の全面許容などを忠実に反映しなければならないだろう。労働界も高率の賃上げ闘争よりは生産性を高め、雇用の安定性向上を優先する方向へ労働運動を転換していかなければならない。
経営界もまた、透明・倫理経営の拡大を通じて企業の社会的責任を果たし、労使間の信頼向上と協力的な労使関係の構築に最善の努力を傾けるだろう。韓国経済が一段階飛躍する一年となるよう、労使政すべてがともに力を合わせ、国家競争力強化に総邁進することを改めて強調する。






