平沢市アンジュン「ウリム・フィルユ」の中央広場。入居者が一カ所に集まり一体感を形成し、隣人同士の情を分かち合える空間として定着している。 シム・ヨンソプ副会長
「業界最高のデベロッパー能力を備えた建設会社」
ウリム建設が描く将来ビジョンである。これまでの事業ノウハウを基に、単純施工だけでなく不動産開発、不動産開発金融、不動産資産管理などを手がける総合不動産グループへ飛躍するというものだ。
ウリム建設は創業24周年を迎えた今年、こうした将来ビジョンを実現するための飛躍を図る。堅調な成長が各種指標で確認されたことによる自信が背景となった。ウリム建設は昨年、建設交通部が発表した請負順位で36位となり、前年より52ランクも上昇した。今年は20位圏へ上昇すると予想している。韓国信用評価など3つの信用評価機関から短期「A3-」、長期「BBB-」の評価を受け、対外的に財務健全性を認められた。
ウリム建設は今年、壮大な事業目標を設定した。まず4月の九里インチャンを皮切りに、天安ヨンゴク、京畿華城東灘と龍仁マブク、坡州雲井地区など全国15地域でマンション5722戸を供給するというものだ。
1年間に5000戸以上のマンションを供給するだけに、これまで進めてきたマンションの外観やデザインなど品質の差別化も強化する方針だ。政府の不動産規制政策などでマンション分譲市場全体が低迷から抜け出せない状況において、デザインを含む品質は競争力の核心だからである。
ウリム建設は品質革新の意志を込め、昨年8月に23年間使用してきた企業イメージ(CI)と従来のマンションブランドから大胆に変更した。「ルミアート」のマンションブランド時代に幕を下ろし、「フィルユ(fill U)」という新しいマンションブランドを打ち出した。
新ブランド「フィルユ」は、入居者の感性とエネルギーを満たし生活を充満させる空間をつくるという意味を込めており、満開の花の形で表現される。ブランドに使われた「U」は生活の中心となる「あなた(You)」を意味すると同時に、ユートピア(Utopia)、ユビキタス(Ubiquitous)、アップグレード(Upgrade)など先端住居空間を意味する。
最近副会長に昇進したシム・ヨンソプ代表は「消費者のトレンドを反映したデザインから、顧客との接点である分譲に至るまで、消費者の購買欲求と市場状況を徹底的に把握し、足で稼ぐ実戦マーケティングを進める」と誓った。
ウリム建設はまた、再開発・再建築と公共事業も積極的に推進することにした。仁川南港工事など官公需工事も拡大し、土木事業とSOC(社会間接資本)分野への投資も徐々に増やしていく計画だ。官公需工事の受注や土木事業の推進などで事業を多角化するのは、中堅の住宅専門業者としては容易なことではない。
国内事業にとどまらない。米国・中国・ベトナム・日本など海外不動産事業にもさらに拍車をかける予定だ。特に中国江蘇省昆山市の蓮湖産業団地に韓国の大企業・中小企業専用工業団地とマンション(計2800戸)を建設するプロジェクトを積極的に推進する予定だ。
鎮海ウリム・フィルユ
新港背後住居地のカナダ風マンション
ウリム建設は慶尚南道鎮海市イドンで「鎮海ウリム・フィルユ(写真)」マンションを分譲中である。
「鎮海ウリム・フィルユ」は旧東方油糧の敷地に、地下1階・地上8~15階の30棟、計1192戸の大規模団地として建設される。広さ別の戸数は▦33坪型398戸▦34坪型476戸▦49坪型146戸▦53坪型8戸▦59坪型103戸▦69坪型56戸▦93坪型3戸▦95坪型2戸などで構成される。快適なカナダ風マンションで、分譲価格は平均で1坪当たり675万ウォン、全タイプが1坪当たり700万ウォン以内である。
2月24日から30坪型台の一部を契約金700万ウォン、中間金無利子、バルコニー拡張などの条件で特別分譲しており、無制限の転売が可能である。特に鎮海では初めてバルコニーを拡張した平面が登場する。30坪型台の場合、バルコニー拡張時には10坪余り増え、40坪型台の効果を得られる。
鎮海湾一帯の周辺環境は良好で、新港湾の背後住居地域として浮上している。アンミョントンネルを通じて慶尚南道の道庁所在地である昌原まで車で5分の距離だ。国道2号、南海高速道路、産業道路を利用して釜山・馬山などへ行くことができる。
東部・石洞・慶和小学校、鎮海南・慈恩中学校、世和女子・中央高校などが近い。奇跡の図書館、市立図書館なども利用できる。鎮海延世病院、第一病院、保健所、農協ハナロマート、ロッテマートなどと隣接している。(055)541-4000
シム・ヨンソプ ウリム建設副会長
「建設会社は感性的な企業文化が重要」
「建設会社には感性的な企業文化が重要です」
ウリム建設のシム・ヨンソプ(50・写真)副会長は、建設会社のように荒く硬くなりやすい企業ほど「人が生きる味わい」がなければ組織文化は向上しないと強調する。
彼のこうした経営哲学は、ウリム建設の人材像にそのまま溶け込んでいる。ウリム建設は「仕事を真剣にしながらも楽しむことができる人」「いつも他人を配慮し温情的な人」を人材の第一に挙げる。
ウリム建設に文化行事がとりわけ多いのも偶然ではない。ミュージカル観賞、ナイタースキーなど部署別の多様な文化活動が自律的に行われる。演劇人のユン・ソクファ氏、山岳人のオム・ホンギル氏など各界の専門家が参加する文化講座も、この10年余りで150回以上続いている。
また社員は毎月1冊以上読書し、手書きで読書感想文を書く。世の中を明るく深く見る眼識を養うためである。全社員が参加する月例朝会さえ文化行事として開かれる。外から見れば異色といえるほどだ。
シム副会長は「文化を通じて幸せになる世の中をつくっていきたい」とし、「社員が多様な文化体験を通じて会社生活に多くのやりがいを感じているようだ」と満足げに語る。
彼の感性経営は社内にとどまらない。ウリム建設は詩・歌の集い「アサガオ」の公演を後援し、ショー・ミュージカル専用館「ウリム・ファンキーハウス」と乱打専用劇場「ウリム清潭シアター」に協賛している。その結果、2004年4月に優秀メセナ企業、2005年にはメセナ大賞創意賞を受賞した。






