LG化学の「Z:IN」は、床材・壁紙・サッシなど建築資材分野の統合ブランドである。これまで家電・食品などで統合ブランドが使われた例はあったが、建築資材分野に統合ブランドを導入したのはLG化学が初めてである。
これによりLG化学が生産する各種建築資材には、「LG」という企業ブランドの代わりに「Z:IN」を全面的に使用することになった。LG化学が製品の保証小切手ともいえる企業ブランド「LG」を大胆に外したのは、消費者のブランド関与度が高まるにつれ、ブランド資産の重要性が増したためである。
同社関係者は「製造中心のマインドを市場と顧客中心のマインドに変えるべき時点に立ったという内部的な判断によるものだ」とし、「強力なブランド力を基盤に、消費者に『環境配慮型、プレミアム、高級インテリア資材』を確実に認識させる一つの統合ブランドが切実に必要だった」と説明した。
LG化学は統合ブランドの導入により、▦より専門的なイメージ構築▦共通連想によるマーケティング相乗効果の向上▦新製品投入時の消費者の受容可能性の拡大▦事業拡張の容易化▦効率的なブランド管理などの効果を期待している。同社関係者は「プレミアムブランドを基盤に顧客と直接コミュニケーションし、『顧客が選ぶもの、顧客が心から望むもの』を作らなければならないという顧客中心マインドへの転換を意味する」と強調した。
LG化学は統合ブランド導入と合わせ、顧客との情緒的なコミュニケーションのため、大物スターの李英愛(イ・ヨンエ)をモデルに起用したティーザー広告(製品の実体を明かさず消費者の好奇心を喚起する広告手法)を放映した。続いて4月からはサッシ・床材など製品群別の広告を披露するなど、「Z:IN」の認知度向上に積極的に乗り出している。
また専用ホームページ(www.z-in.co.kr)を通じたオンラインイベント、ロゴを活用した携帯電話の液晶クリーナー配布、携帯電話の着信音、文化マーケティングの一環としての音楽会など、オンライン・オフラインを横断する立体的な広報活動に注力している。同社側は、李英愛をモデルにした広告の場合、広告開始から1カ月でターゲット消費者の68%が「広告を見たことがある」と答え、広告の性格について「高級感がある」と答えており、相当な効果を上げていると明らかにした。






