過度な開発だという文化財庁の指摘で着工が遅れていたソウル市新庁舎の設計変更案が、改めてまとめられた。4カ月間の調整期間を経て変更されたソウル市新庁舎の姿は、らせん形の庭園が配置された円筒状で、高さ19階、延べ床面積2万1,600坪余りの規模だ。ソウル市はこれを「東洋の伝統思想に基づき、太極の形を象ったもの」と説明した。 ソウル市は特に今回の新設計案で、市民や観光客のための文化休息空間の確保に重点を置いた。最上階の19階に市民が休めるスカイラウンジが設置され、庁舎内にはコンサートホール、先端情報技術(IT)展示館などが入る。本館屋上と低層部屋上にも造園施設が設けられ、本館の裏庭も造園と彫刻が調和した市民の休息空間として整備される。 新庁舎が完成すれば、1926年に建築された本館もリモデリングが始まり、市民のための文化空間に生まれ変わる。市は、本館が日本を象徴する「本」の字の形をしていることに関連し、本館付属の建物である太平ホールを撤去する案も文化財庁と協議することにした。市はこうした設計案が文化財審議を通過し次第着工し、2009年に完成させる方針だ。 しかし新設計案は、依然として空間不足という問題を克服できていないとの指摘を受けている。さらに容積率が減り、開放型空間が拡大したため、むしろ市政のための業務空間はさらに縮小した。その結果、新庁舎が完成しても、現在別館に出ているすべての事務室を収容する「統合庁舎」という構想は達成できない見通しだ。ソウル市は、竣工後も2局と2本部程度は依然として西小門別館を利用しなければならないとみている。 これとともに、来月20日に開かれる文化財委員会の審議を最終的に通過できるかも不確実だ。日本統治時代に建てられた現在の本館建物をそのまま残した結果、建物の形態が全般的に変形した姿を見せているためだ。徳寿宮など周辺の歴史文化的景観との調和を強調した文化財庁が、今回はどのような決定を下すのか、その結果が注目される。 /姜東浩(カン・ドンホ)記者 eastern@sed.co.kr 尹弘祐(ユン・ホンウ)記者 seoulbird@sed.co.kr
2006-09-30 | 강동호, 윤호우
ソウル市、新庁舎の新設計案をまとめる、コンサートホール・屋上緑化など市民の文化休息空間も造成
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