2007-11-30

グリーンスパンに似てきたバーナンキ

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ベン・バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長が、これまで強調してきた原則論から脱し、市場との対話を広げている。20年近くFRBのトップを務めた間、市場と意思を通じ合わせながら金利政策を進めたアラン・グリーンスパン前議長の技術を学んでいるとの評価だ。

バーナンキ議長は30日(現地時間)、ノースカロライナ州シャーロットの商工会議所で行った講演で「信用収縮が再発し、景気見通しが極めて不透明になっている」とし、「最近の金融市場の混乱は米経済にさらに多くの負担を与えかねない」と懸念を示した。同議長は2度の金利引き下げで金融市場の環境が改善しているとした先月の発言を修正し、状況が悪化していることを認めた。ニューヨーク・ウォール街では、彼のメッセージが追加利下げを実施する可能性を開いたものだと解釈した。特に同議長は「経済の不確実性により、FRBは金融市場と経済状況を非常に注意深く観察し、柔軟に対処しなければならない」と述べた。バーナンキ議長が金融政策に柔軟性を持たせるべきだと強調したのは今回が初めてだ。

バーナンキ議長のこうした動きは、8月にサブプライムモーゲージ(信用力の低い住宅担保ローン)発の信用収縮で世界の金融市場がパニック状態に陥った時と比べると明確な差がある。同議長は信用収縮の津波が襲った8月を通じて沈黙を貫いた。8月17日に緊急の公開市場委員会(FOMC)を招集したにもかかわらず、公定歩合を下げるだけで、市場が待ち望んでいた利下げは実施しなかった。当時ウォール街は9月のFOMCでどのような決定が下されるのか判断に迷った。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は「ウォール街は原則論を強調するバーナンキ議長の政策スタイルを十分に理解できていない」と指摘したこともある。

バーナンキ議長は、ロバート・ルービン・シティグループ会長などウォール街の大物らの助言を求めることで市場と意思を通じ合わせたと伝えられた。グリーンスパン前議長を補佐したドナルド・コーン副議長は前日、「金融市場の動揺が持続するのを遮断するため、(金利)政策を速やかに決定しなければならない」とし、バーナンキ議長と歩調を合わせた。

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