2008-02-29

[社説] 「経済再生に先頭に立つ」と誓った韓国労総

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チャン・ソクチュン新任の韓国労総委員長が就任の辞で明らかにした労使関係および経済に対する認識と活動方向は、大きな拍手を受けるに値する。付け加えることも、削ることもなく就任の辞のとおりに行えば、先進的な労使文化が定着できるうえ、景気回復と国家競争力強化に大きく役立ち得るからだ。チャン委員長の発言に、全国経済人連合会・大韓商工会議所、大統領府や政界などが歓迎の意を示すとともに、企業も労使和合の努力を傾けると応えており、共生の労使関係に対する期待感も高まっている。

チャン委員長は「経済再生と雇用創出は第一の国民的課題だ」として、「こうした要求に応え、責任ある経済主体として経済再生に先頭に立つ」と明らかにした。そのうえで、対立と反対中心の労使関係を対話と参加の関係に変え、大企業事業所の賃上げ要求を自制し、その自制分を非正規職と中小企業労働者の生活の質改善のために使われるようにすると強調した。労働運動および労使関係のパラダイムの大転換を図り、痛みの分担を通じて労働者間の二極化解消に率先垂範するというものだ。労総レベルでの大企業労組の賃上げ要求自制は初めてのことで、韓国労総の変化の努力をうかがわせる。労組が賃上げを自制すれば、企業は追加負担なしに非正規職の処遇改善に力を注ぐことができ、企業競争力および正規職と非正規職の格差是正の効果を上げられる。

現在のわが国の経済状況を見ると、労使平和の重要性はますます大きくなっている。グローバルな信用収縮と世界経済の成長鈍化、原油高とインフレ懸念など、わが国の経済環境は険しいばかりだ。これらの要因はわれわれの統制の外にある問題であり、皆が力を合わせて対応しても限界がある。こうした局面で労使関係まで不安になれば、景気回復は期待し難い。

韓国労総の変化は、鉄道と航空機を止め電気を切ってまともな闘争を見せると年初から脅しをかけた民主労総と、よい対照をなす。労働運動の大きな武器の一つが友好的な世論である。二大労総のうち、どちらが世論の支持を受けるかは問うまでもない。民主労総も今は変わらなければならない。それが民主労総が生き残る道でもある。韓国労総の新指導部の発足が、先進的な労使文化定着の大きな一画となることを期待する。

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