李昌鎬(イ・チャンホ)の碁を研究しながら成長した韓国の青少年棋士は、いずれも寄せに強い。「神算」というあだ名で通っていた李昌鎬の寄せの腕前をそのまま受け継いだ朴永訓(パク・ヨンフン)は「小神算」というあだ名を得た。崔哲瀚(チェ・チョルハン)も朴永訓に劣らぬ寄せの達人だ。
この碁は、白が中原に広大な大平原を完成させた瞬間、盤面でも白が先行する形勢だった。しかし後には一、二目を争う微細な碁に変わった。崔哲瀚が最大限粘り、李世石(イ・セドル)は比較的緩やかに打ったためだった。
まず白28が精巧でなかった。この手では参考図1の白1とハネるのが正しい寄せだった。黒6までは一本道の手順。実戦とは相当な差がある。後に黒Aなら白はBと静かにつなぐ。後に黒がCを占める確率が高いので、実戦とは2目の差があるという事実がポイント。
実戦は黒37と上がった手順が精巧だった。白38の屈服は絶対。参考図2の白1と反発すれば黒2以下6まで大事故が発生する。
黒47、49は直ちに手になるわけではないが、白がすべて埋めて取り上げなければならないので、まずはこのように大きくして捨てるのが寄せの要領だ。白50はコウ味を封じた最も確実な応手。
「意外に微細ですね。2目半ほど白が勝っているようです」(ルイ九段)
「微細だなんて。2目半なら相当な大差ですよ」(徐奉洙(ソ・ボンス)九段)






